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- 本 ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043944002
作品紹介・あらすじ
芸は売っても体は売らない柳橋芸者・お玉には忘れられない男がいる。そしてある時から、裏の稼業として男に抱かれ相手の家紋を体に彫って千個集めると決めたのだ。市井の女が見た幕末。第2弾、書き下ろし。
感想・レビュー・書評
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幕末で名を馳せたあの人やこの人たちが登場します。
日本を変えようと駆け抜けていく男たち。
それを横から見ている女たち。
何とも切ないなぁ。
お玉の遣る瀬無さが伝わってくる様です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
しんどかった…(;o;)
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ジャンルを歴史物としたが、単に江戸時代を背景にしているだけで、市井の人物達のしみじみとした物語である。犬飼 六岐の「囲碁小町 嫁入り七番勝負」もとても楽しく読んだし、どうも、この時代にだんだんと惹きつけられてしまったようだ。
どちらも幕末の騒然とした時代だが、登場人物はみなしっかりと地に足をつけて、そしてしたたかに暮らしている。
最初は、お玉という柳橋の芸者を中心とした男女の性愛を描いた小説か、と思いながらも読んでいくと、芸者遊びをする殿様や豪商などの登場人物が、だんだんと時代のうずに巻き込まれていく。
その登場人物がまた活き活きとして描かれているのがすばらしい。
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