やる気のない刺客 町医北村宗哲 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043944019

感想・レビュー・書評

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  • 啓順シリーズの続きかと思って読んでいたんだけど、名前が違うし、似た話ということ?

  •  町医北村宗哲ものの第2作。前作を読んでからかなり経っているのでよくおぼえていなかったが、そういう人のためにこれまでのあらすじが作中に語られるので思い出した。物のはずみでやくざの親分の息子を殺してしまい、追われて逃げ回り、最後は開き直って闘い相手を逆に引退に追い込んだというヒーローが主人公。そうだそうだ、似たような境遇をたどる別シリーズの啓順ものとそっくりで、啓順の後日の姿が宗哲ではないかといわれているくらい。今はすっかり足を洗って町医に納まっているが、そういう前歴なもので、その筋からいろいろと係わりを持ち込まれる。本人は、もう関係ないのだからと迷惑がっているポーズをとってはいるものの、やはり好奇心の虫が抑えきれずについ首を突っ込んでしまうという筋書き。1話1話読み切りの短篇がゆるくつながっていて、ひとつの物語の流れになっている。
     相変わらずの佐藤雅美というべきだろう。前にも書いたけどいくつかあるこの作者のシリーズものはどれもおもしろい。主人公の人柄がよく似ていてついごっちゃになるのも同じ。同じシリーズだけ読み続けるならまだしも、文庫化される順番に読むものだからそれぞれ主人公も設定も微妙に異なるものを続けて読むことになり混乱する。まあどれも似たような話なので実害はないけれど。すぐに手下やら仲間やらとの話に酒を飲みに行きたがるところも同じだ。この作では砂場という蕎麦屋が行きつけで、蕎麦の種物を肴に二合徳利を傾けるシーンが頻繁に出てきて喉が鳴る(笑)。
     おや、ところでこの本は文庫本なのにつきものの解説がないぞ。少し損した気分。

  • 町医 宗哲シリーズ・2
    宗哲シリーズは 既存シリーズの中で個人的に今一番面白いかも^^

  • シリーズ第2弾

    江戸時代の本当の姿が分かるという意味でも面白い。

  • 口は禍の・・・・と同じ

  • 元医学生で極道になり放浪した後江戸に戻って町医をやっている宗哲先生の日々のお話。
    時代考証や傍証の紹介があいかわらず面白い。
    医者稼業にからむ政治と、極道社会の駆け引きと、どちらにも顔が利いてしまうので、望まずとも頼られ話を転がしていくところが、良い設定のキャラクターになっている。
    持ち込まれる問題の解決に味があり、それぞれ面白い。

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著者プロフィール

1941年兵庫県生まれ。早大法学部卒。85年『大君の通貨』で第4回新田次郎文学賞、94年『恵比寿屋喜兵衛手控え』で第110回直木賞を受賞。おもな作品に『物書同心居眠り紋蔵』『八州廻り桑山十兵衛』『縮尻鏡三郎』『町医 北村宗哲』などがある。

「2016年 『侍の本分』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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