幽霊詐欺師ミチヲ (角川ホラー文庫)

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  • 角川書店 (2011年3月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784043944262

作品紹介・あらすじ

未練を残す幽霊をだまし、財産を巻き上げる集団――幽霊詐欺師。多額の借金から自殺を図ろうとしていた青年ミチヲは、苦悩から解放される代わりに、「幽霊をだましきる」謎の仕事をもちかけられるが!?

みんなの感想まとめ

未練を残す幽霊をだまし、財産を奪うというユニークなテーマが展開されるこの作品は、ホラーとコメディの絶妙なバランスが魅力です。主人公のミチヲは、借金に苦しむ青年で、幽霊詐欺師としての新たな人生を歩むこと...

感想・レビュー・書評

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  •  幽霊相手に結婚詐欺、地面師紛いの商売をする一風変わったホラーで、借金苦の青年・ミチヲと金への執着が尋常じゃない男・カタリの出会いを経て繰り広げられる幽霊達とのやり取り、グロテスクながらコミカルかつホロリとさせられる描写まで様々な要素を楽しめた。

  • 学生の頃に読んだ本。
    幽霊詐欺師って設定が面白くてどんどん先が気になって、休み時間終わって次の授業始まるギリギリまで読んでた記憶がある。
    ただグロいシーンはとりあえず食べ物に喩えときゃグロくなるだろ感が感じられてそこはちょっとマイナス…他の言葉でも表現できてこそじゃないかなーなんて生意気なこと思ったり…^^;

  • どこかの書評ブログさんで見かけて、持ち歩き用の文庫が欲しかったので購入。
    冗談みたいな著者名に美麗挿画で幽霊もの。当たればラッキーくらいだったんですが、1冊読んだ感じでは個人的には上々でした。

    借金苦で自殺をしかけていたミチヲは、長身痩躯のカタリに声をかけられ、幽霊相手の詐欺を手伝う事になる。カタリの相棒は犬のカネコ。現世に未練を残した幽霊に身元を偽り近づいて、その財産を手にする。

    若干カタリの口調が鼻につかないでもないけども、変に良い人感も出してないのでまぁ良し。カネコが愛玩動物らしからぬ程に小憎らしくて人間臭い辺りもいい。ミチヲもヘタレ要素はあるけれど、本気でヤバげな状況に置かれている割には案外しっかり立ってるし、そんなに無駄口も叩かない(行動時間に制限があるからそんな暇ないのか)のでこれも良し。
    基本的に登場人物が心情や台詞で読者に媚びる雰囲気はあまり無く、どちらかというと事象の流れを中心に構成しているのが、ドライな印象になって読みやすい。

    短編ではなく中編が2本なので、地盤がしっかりしたかなと。
    ホラー文庫なので幽霊描写が容赦ない。ナイススプラッタ(笑)。
    重くもなりすぎず、ただのお涙モノにもせず、マンネリにならない程度に多彩なスプラッタ描写でさくさく進み、読後感もスッキリと。

    あと2冊ほど出ているようなので、もうちょっと読んでみよう。

  • 幽霊相手に詐欺をする、少し変わったミステリー。グロテスクな表現は多いものの、怖い思いをすることもなく、時間をかけつつのんびり読了。じんとくる内容で先が気になり、読みやすかったです。ミチヲの災難具合もおもしろい。続きも読みたいと思います。

  • 「夜は一緒に散歩しよ」から流れてきた作家。幽霊の表現がなんか癖になる。ホラーコメディかと思わせて読んでいたら、ちょっと涙腺にくる話も。なんか好き。

  • 店頭でパラ読みし押切蓮介氏の漫画を初めて読んだ以来の衝撃を受けた。
    ぶっちゃけ怖くはないがグロ描写はあるので、グロが苦手でなければ是非読んで笑ってほしい。それでいてちょこちょこ泣かせにくるのでずるい作品。
    19歳の気弱な青年ミチヲが幽霊相手に詐欺を仕掛けて金を稼ぐのだがミチヲのお人好しぶりは全く詐欺師に向いておらず詐欺に成功しているかと言われれば失敗だがその過程が面白い。

  • 「幽霊相手に結婚詐欺」って色々と疑問符の浮かぶフレーズだが、詐欺の手口や幽霊理論がしっかりしていて納得させられる。 遭う度に反応が変わっていくマミコさん可愛いですw

  • その場面場面が想像しやすい文体で、読者を引き付ける感じで面白く、一気に読み終えてしまった。想像しやすい分、要するに表現がリアルだから、ホラーストーリーであるのでグロテスクな部分がやけに生々しい。が、グロテスクな表現が大丈夫な人であれば、主人公とサブキャラの掛け合いも面白いので、オススメ出来る一冊だった。カネコのキャラ性がなかなか良いと思う。犬なのに。

  • 記念すべき初仕事は女の幽霊相手の結婚詐欺!?
    執着する場所から引き剥がし、生前に貯めた金を巻き上げる、どう考えても自分には無理だ…。
    シリーズ1作目にあたる作品。mission1と2が収録された連作集となっています。

    幽霊を相手にした仕事ということで、だいぶ不気味な内容ですね。
    亡くなった方の想いを伝えるジーンとくる作品とは正に対極。
    血みどろの悪霊が…!スプラッタ!時々コミカルといった感じ。たまにクスッと笑えます。
    それが救いだけど不謹慎でもある。ミチヲ君の行く末が大層気掛かりであります。

  • ありふれたホラーをロードローラーで踏み抜いたような滑稽さにページをめくる指が早まった

  • 表紙の絵柄が好みだったので購入したのですが、面白かったです。マミコの設定がすごく好きです…!

  • デビュー作が個人的に大絶賛だった黒史郎。
    今作は,謎の男カタリに声をかけられ,借金の肩代わりに幽霊相手に詐欺を働くことになった青年ミチヲの話。
    軽いようで意外に重い,そしてグロい。
    ミチヲがダメだけど憎めないキャラ。

  • ホラーなのに……シーンは凄惨で背筋が寒くなるような光景のはずなのに――コミカルな物語に思えてしまうのは、これ作者の文章の力なんでしょうね。
    続きも読みたいと思います。

  • これ、おもしろかった…!
    最初の女性の描写でなかなかアウトだったのですが、ミチヲはじめカタリさんやカネコのキャラ性に引き込まれていきました。続いているなら読みたいなーと思っていたら結構出ているんですね。手を出してみようかしらん

  • グロ描写が素晴らしい
    ホラーなのに会話がコミカルで普通に笑えるという良さ

  • グロテスクな表現が多いので苦手な人は苦手かもしれない。
    が、そんな表現とは裏腹にトイレに行けなくなる類いの怖さは皆無(笑)
    ゾッとしたい方には向かないが、サックリ読めて笑いも、ちょっぴり涙もあり、十分楽しめる。

  • 読後あんまりスッキリしない…。
    う~ん…盛り上がりに欠けているせい?

  • グロい。グロいけどちょっとクスってなる。表紙のイラストが綺麗すぎて少しイメージと違うのですが、面白かったので続きも読みたくなります。漫画にしてみても面白いのではないでしょうか。

  • 続きも読んでみようかな。

  • ナイトスクープあとのドラマ題材にぴったりみたいなお話(昔「TRICK」やってた時間帯)。

    個人的にはもっともっとハッピーエンドを期待したいところでしたが、仕方ないか。
    ところどころクスリと笑わせる部分もあって、緊張がほぐれます。

    しっかしカタリの道具になるのも大変だな。
    僕には無理だ。

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著者プロフィール

著/ 黒 史郎
ホラー作家
神奈川県生まれ。作家。2006年「夜は一緒に散歩しよ」で第1回「幽」怪談文学賞長編部門大賞を受賞しデビュー。著書に『実話怪談 黒異譚』『ムー民俗奇譚 妖怪補遺々々』『幽霊詐欺師ミチヲ』『川崎怪談』『SCPハンター シャイガイを確保せよ!』など多数。

「2026年 『ばけものはナニモノか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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