幽霊詐欺師ミチヲ (角川ホラー文庫)

著者 :
制作 : moz 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 286
レビュー : 42
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043944262

感想・レビュー・書評

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  • 怪談もグロい描写も苦手なんですが、各誌で黒史郎さんの名前を見かけるので思いきって(麗しい美男子のイラストにだいぶ後押しされて)手に取ってみました。内容は言わずもがなガッツリ濃いホラーとグロ描写で途中何度もリタイアしそうになりましたが、要所要所に差し込まれるコミカルなシーンのおかげで最後まで完走することができました。テンポが良く登場人物にも味があり、グロさえ克服できればぜひ続編も読みたいと思います。

  • どこかの書評ブログさんで見かけて、持ち歩き用の文庫が欲しかったので購入。
    冗談みたいな著者名に美麗挿画で幽霊もの。当たればラッキーくらいだったんですが、1冊読んだ感じでは個人的には上々でした。

    借金苦で自殺をしかけていたミチヲは、長身痩躯のカタリに声をかけられ、幽霊相手の詐欺を手伝う事になる。カタリの相棒は犬のカネコ。現世に未練を残した幽霊に身元を偽り近づいて、その財産を手にする。

    若干カタリの口調が鼻につかないでもないけども、変に良い人感も出してないのでまぁ良し。カネコが愛玩動物らしからぬ程に小憎らしくて人間臭い辺りもいい。ミチヲもヘタレ要素はあるけれど、本気でヤバげな状況に置かれている割には案外しっかり立ってるし、そんなに無駄口も叩かない(行動時間に制限があるからそんな暇ないのか)のでこれも良し。
    基本的に登場人物が心情や台詞で読者に媚びる雰囲気はあまり無く、どちらかというと事象の流れを中心に構成しているのが、ドライな印象になって読みやすい。

    短編ではなく中編が2本なので、地盤がしっかりしたかなと。
    ホラー文庫なので幽霊描写が容赦ない。ナイススプラッタ(笑)。
    重くもなりすぎず、ただのお涙モノにもせず、マンネリにならない程度に多彩なスプラッタ描写でさくさく進み、読後感もスッキリと。

    あと2冊ほど出ているようなので、もうちょっと読んでみよう。

  • 記念すべき初仕事は女の幽霊相手の結婚詐欺!?
    執着する場所から引き剥がし、生前に貯めた金を巻き上げる、どう考えても自分には無理だ…。
    シリーズ1作目にあたる作品。mission1と2が収録された連作集となっています。

    幽霊を相手にした仕事ということで、だいぶ不気味な内容ですね。
    亡くなった方の想いを伝えるジーンとくる作品とは正に対極。
    血みどろの悪霊が…!スプラッタ!時々コミカルといった感じ。たまにクスッと笑えます。
    それが救いだけど不謹慎でもある。ミチヲ君の行く末が大層気掛かりであります。

  • ありふれたホラーをロードローラーで踏み抜いたような滑稽さにページをめくる指が早まった

  • 表紙の絵柄が好みだったので購入したのですが、面白かったです。マミコの設定がすごく好きです…!

  • デビュー作が個人的に大絶賛だった黒史郎。
    今作は,謎の男カタリに声をかけられ,借金の肩代わりに幽霊相手に詐欺を働くことになった青年ミチヲの話。
    軽いようで意外に重い,そしてグロい。
    ミチヲがダメだけど憎めないキャラ。

  • ホラーなのに……シーンは凄惨で背筋が寒くなるような光景のはずなのに――コミカルな物語に思えてしまうのは、これ作者の文章の力なんでしょうね。
    続きも読みたいと思います。

  • ホラー小説だけれどコミカルな部分があるので、とても読みやすいし面白い。登場人物たちが個性的なので、キャラクター小説としても楽しめると思う。
    登場する幽霊の描写が結構グロテスクなので、そういう類が苦手な人は苦手かもしれない。あとカタリさんがとことん鬼畜というか、容赦ない。そうした殺伐とした空間のなかで、純朴なミチヲとカネコの存在は癒し。

  • これ、おもしろかった…!
    最初の女性の描写でなかなかアウトだったのですが、ミチヲはじめカタリさんやカネコのキャラ性に引き込まれていきました。続いているなら読みたいなーと思っていたら結構出ているんですね。手を出してみようかしらん

  • グロ描写が素晴らしい
    ホラーなのに会話がコミカルで普通に笑えるという良さ

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著者プロフィール

1974生まれ。2006年「夜は一緒に散歩しよ」で第1回『幽』怪談文学賞長編部門大賞を受賞しデビュー。主な小説作品に「幽霊詐欺師ミチヲ」シリーズ、「怪談撲滅委員会」シリーズ、『未完少女ラヴクラフト』『ラブ@メール』『いちろ少年奇譚』『童提灯』等がある。

「2016年 『貞子VS伽椰子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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