スノーフレーク (角川文庫)

著者 : 大崎梢
制作 : 中島 梨絵 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年7月23日発売)
3.55
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  • レビュー :53
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043944309

スノーフレーク (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 同じ作家さんの本を続けて読むことはほとんどないのですが…
    (上下巻に分かれているものは別ですよ~)

    大崎さんの”The・青春!”小説です。
    ミステリーの要素もありつつ…
    楽しませてもらいました。

    桐谷美怜さん主演で映画化されているのですね。

  • すごくドキドキした。
    怖い話ではない(はず)。
    なのに、私の頭は勝手に「こうだったら怖い」という想像をしてしまう。
    読み終わってようやく安心。
    良かった‥。

    「切ない恋愛青春ミステリー」ということで、異論ありません。
    速人の謎にドキドキして、亮と勇麻の告白にドキドキして、もう大変。
    戸惑いながらも鮮やかに切り抜ける真乃に頭が下がる。

    スノーフレークという花がとても魅力的に描かれているのに全くイメージ出来なかった。
    花に詳しくないのがとても残念…。
    すぐに調べようと思う。

  • ストーリーはしっかりしてると思うけど、終盤に起こる事件と速人の真相の種明かしについてツッコミどころはあるものの、話の運びや思春期ならではの気持ちの揺れ方はよく描かれたと思う。

  • まさかの結末にびっくり。
    途中はほんとにドキドキしながら読みました。
    あっという間に読むことができました。

  • 【函館に住む高校3年生の桜井真乃。東京の大学に進学が決まった彼女の前に、小学生のときに亡くなり、遺体が見つからないままの幼なじみ、速人によく似た青年が現れた。本当は、速人は生きているのかもしれない。かすかな希望を胸に、速人の死にまつわる事件を調べ始めた真乃だったけれど、彼女のもとに亡くなった彼のノートが届き―!?美しい冬の函館を舞台に描く、切ない恋愛青春ミステリー。 】

  • 小学生の時に亡くなったはずの大好きたった幼馴染が実は生きているかも、というストーリー。一見すると普通のラブストーリーのようでいて、最後に意外などんでん返しが仕込んでありました。ただ、自分としてはそれがこの作品の中で最も気に入らない点でした。
    そんなの必要だったかな?

  • タイトルに惹かれて購入しました。
    舞台は函館で、主人公の真乃ちゃんはこの春、高校を卒業します。
    東京の大学に進学するのでもうじき上京しますが、心残りがあります。

    ジャンルはミステリですが、青春ものの要素が強いです。
    真乃ちゃんには、二人の幼馴染がいます。
    速人くんは優しい男のコで、亨くんはヤンチャな男のコです。
    速人くんとは仲良しでしたが、亨くんとは思春期故に疎遠になっています。
    但し、速人くんは既に亡くなっています。

    当作には、ちょっとしたドンデン返しがあります。
    切ない内容ですが、後味は良かったと思います。
    映画化されたようですが知りませんでした。

    速人は六年前、一家心中で亡くなっていた。
    車で海に突入したようだが、速人の遺体だけは見つかっていない。

    「もしかしたら速人が生きているのではないか」と、真乃は思い続ける。
    何故ならば、真乃の友人が速人を見掛けていたからだ。

    真乃は速人が好きだったので、簡単には忘れられない。
    「スノーフレークが咲く場所に連れて行ってくれる」という約束も果たれていなかった。
    真乃は学校のホームページの掲示板に、忘れてしまおうといったニュアンスの内容を書き込みする。

    小さい頃は速人と亨の三人で仲良くしていたが、中学は別々になっていた。
    高校で亨と再会したが、女のコからモテモテだったので遠慮してしまう。
    小さい頃のように仲良く出来ずにいたが、亨は時々、真乃にちょっかいを掛けていた。

    亨とデートをした時に告白をされるが、真乃は返事を出来ないでいた。
    この時、真乃は速人を見掛ける。
    子供の姿ではなくて、自分と同じくらいに成長した姿だった。
    追い掛けたが見失ってしまい、亨は見間違いだろうと言うが、真乃はそう思えない。

    真乃が速人の家族が眠るお墓に向かった時、再び速人を見掛ける。
    実は速人ではなくて、イトコの勇麻だった。
    勇麻は速人と仲が良かったらしく、よく遊んでいたようだ。
    真乃の話を聞いていたそうだが、真乃は勇麻のことを詳しくは知らない。

    勇麻が真乃に接触してきた理由は、最近、自分の周りでおかしなことが起こっているからだった。
    以前、速人から借りたゲームやマンガが今になって戻ってきたり、勇麻の父親の元にも無言電話やおかしな届け物があった。
    勇麻の父親は、世間的にあまり良い目で見られていなかった。

    速人の父親が経営する会社は、以前、危ない状態だった。
    しかも、速人の祖母には保険金か掛けられていた。
    祖母は窒息死だったらしく、車に乗る前には既に亡くなっていたようだ。

    速人の家族が亡くなったことで、保険金は勇麻の父親に渡る。
    結果、勇麻の父親が経営する会社は軌道に乗った。
    兄弟間がギクシャクしていたせいもあって、粗末なお墓しか建てていなくて、墓参りもしていない様子だった。

    真乃は速人を見つける為に、積極的に調べ回る。
    大きくなった速人を見掛けたコがいて、話をしたらしい。
    「初恋の女の子に会いに来た」と言ったようだった。

    真乃の元にも、以前、速人と交換日記をしていたノートが届く。
    そこには、スノードロップの絵が描いてあった。

    調べるうちに、亨が心中事件があった後、速人を探していたことを知る。
    「今は使われていない工場で速人を見つけた」と騒いでいたらしい。
    しかし、亨はそんなことを真乃に言ったことがなかった。
    しかも、亨は勇麻の父親がいる旭川に向かったらしい。

    事件があった時、ある男が海に浮かんだ速人を助けて、件の工場に運んだようだった。
    廃工場に住むホームレスから話を聞くと、速人は確かに運ばれてきていた。
    但し、ここにはいない。
    速人を診た医師から預かったものを、真乃は受け取る。

    速人は亡くなっていた。
    速人を助けた男の人は、小さい頃に弟を亡くしていて、精神的に不安定な状態だった為に速人の生死の判断がつかなかった。

    幼かった頃の亨が見たものは、速人の死体だった。
    しかし、死体が廃工場にあることを知られては困るので、医師が速人を埋めていた。
    その場所は、スノーフレークの咲く場所だった。

    医師から預かったものは、速人がつけていたミサンガとスノーフレークの球根だった。
    これらを見て、真乃は速人が既に生きていないと理解する。

    あちこちで見掛けた速人の正体は、勇麻だった。
    勇麻は、心中事件で深い傷を負った真乃に恋をしていると思っていた。
    それに対して、勇麻は義妹を自分とダブらせているのだろうと真乃は考える。
    真乃と勇麻の境遇は、とても似ていた。

    勇麻は偶然、速人の両親が祖母を殺害した現場を見てしまう。
    それによって、速人達を一家心中に追い込んだと悔やんでいた。
    真乃を気にして様子を見ていたら、ずっと速人を忘れていないようだった。
    しかし、掲示板の書き込みを見た勇麻は、真乃に速人のことを忘れて欲しくなくて、色々と細工していた。

    勇麻くんは、精神的に参っていたようですね。
    ストーカーチックで怖いなと思っていたんだ。

    実は、速人の仕業ではないと、真乃は見抜いていた。
    速人が思い入れのないスノードロップの絵を描くのはおかしいし、真乃を初恋の相手と表現する筈がないからだ。

    速人は心が女のコだったということが、ラストで明らかになります。
    交換日記やお花を見るという発想は、女のコ同士でするものですもんね。

    真乃は、ずっと亨だけを想っていたようです。
    それならば、何故、初デートであんな態度を取ったのかしら。

    速人が好きな相手は勇麻でした。
    「年上で、意地悪で、でも優しい人が好き」なんて、乙女発想ですよね。

    勇麻のトラウマを知った父親は、速人の骨が見つかるとキチンと弔ってくれました。
    真乃と亨も良い感じになって、ハッピーエンドになります。

    中盤以降から面白くなりましたが、序盤のグタグタが残念でした。
    悩める乙女故の揺れではあるんですけどね。

    真乃ちゃんは、実は生きていた速人か勇麻とくっつくのかと思っていました。
    亨ちゃんが当て馬にならなくて良かったです。

  • ちょっとこのドキドキ感とかは私には無理。

  • 函館に住む高校三年生の真乃の前に6年前に亡くなった幼馴染の少年によく似た人物が現れ、謎を追い始める。高校生らしい純粋さと無鉄砲さで謎を追う真乃。真相は悲しいものだったし、真乃と速人の秘密は意外だった。かわいい初恋物語とは一味違いますね。

  • 終盤そしてラストに違和感もあったけど、全体的には読みやすくてよかった。
    初めて読んだ作家さんでしたが、他作品への興味も湧いたし、そういう期待込みで★4つ。

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