雪冤 (角川文庫 た 61-1)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年4月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043944354
感想・レビュー・書評
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裁判の事がよくわかる一冊でした
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1/25読了。
死刑問題は難しい。真剣に向き合って考える人は実際に体験してしまった被害者遺族、加害者遺族がほとんどでまだまだ世の中には真剣にか考えている人は少ない。私もそのうちの1人。でも難しすぎるテーマやし素人の意見を容易く言うつもりはないけどちょっとずつでも考えていきたいとは思う。なぜか暗い気持ちになるし結局そうやって目を逸らしてしまう問題だとも思う。ほんと難しい。
ただ八木沼親子の執念にはただただ尊敬。 -
切なかったな。何もかもが揃っていそうでも、それが崩れてしまうのはあっという間。冤罪はありそうで怖い
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賛否両論。
うーん……正直言って、私はあまり入り込めなかった。
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ドキドキしながら、裏切られていく結末。
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大どんでん返しにさらに衝撃のラスト。
面白かった。
死刑執行時の慎一の父親への思いには涙してしまった。
犯罪被害者家族、加害者家族、冤罪、死刑廃止論とテーマは重く難しかったけど、文章が読みやすくスルスルと読めた。
死刑。安易に「悪い奴はとっとと死刑にしろ!」「生かしておくのは税金の無駄遣い!」よく聞く意見。だけど、そんな上部だけの感情論では安易に語れない問題。本当に重厚なテーマでした。