はなたちばな亭恋空事 (角川文庫 さ 57-1)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043944569

作品紹介・あらすじ

お江戸のかたすみで手習い小屋「たちばな堂」を営むお久ちゃんは、かわいくてかしこくて時時お間抜けな、町内一の人気者。だけどちょっぴり気が強く、先生のお仕事は真面目一本槍。ついたあだ名が「鬼師匠」。お久に思いを寄せる小柄イケメン男子、橘屋の手代・金ちゃんと、妙な来歴と特技(?)を持つ犬(実は狸)の「クマ」、小屋の生徒達も加わって、今日もたちばな堂は大騒ぎなのだ。とびきり楽しいあやかしラブコメ。

感想・レビュー・書評

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  • 落語調の文体で書かれたとある通り落語を思い起こすお話でした。金一が拾ってきた犬がお話の要、両目の周りに隈取りしたような模様があるからクマと名付けられ、このクマが大活躍、盛り上げています。置物に変身したりとワクワクします。読んでいて楽しかったです。

  • 思っていたよりもアヤカシ色が薄くて少し残念。
    解説にも書いてあるけど、登場人物たちのやりとりが落語みたいで面白くてスラスラ読めた。
    父親が全然出てこないから何かあるのかと思ったら…。
    クマの正体とお久の母親の行方(いなくなった理由も)気になる。

  • 初の時代物

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著者プロフィール

1978年生まれ。埼玉県出身。2005年「KAPPA-ONE登竜門」より『時を編む者』でデビュー。以来、ファンタジー小説や時代伝奇を執筆。近年は積極的に時代小説を手がける。著作に、『ヤマユリワラシ―遠野供養絵異聞―』『けものよろず診療お助け録』『屋根裏博物館の事件簿』など。本書は熱血師匠と筆子の交流を描いた傑作人情小説。

「2023年 『走れ走れ走れ 鬼千世先生と子どもたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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