サイレント・ブラッド (角川文庫)

著者 : 北林一光
制作 : 藤田 新策 
  • 角川書店 (2011年8月25日発売)
3.26
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  • 本棚登録 :432
  • レビュー :61
  • Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043944583

作品紹介

失踪した父の車が、長野県大町市で見つかった。その発見現場で息子の一成は深雪という地元女性と出会う。ある理由で一緒に父親の足取りを追う2人だったが、何者かにより妨害される。父にはこの地に秘密があったのだ。手がかりは「タケル」という名前と「カクネ里」という地名のみ。果たして、父は何者だったのか?早世後刊行された、大ヒットデビュー作『ファントム・ピークス』の著者が遺した、珠玉のサスペンス・ミステリ。

サイレント・ブラッド (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 2018.2.23読了

  • 面白かった!!
    ほぼほぼ一気読みと言ってもいいくらいの勢いで読みきりましたw
    突然失踪した父の行方を探し、自ら真相を突き詰めていくサスペンス-ミステリー。
    ミステリーとしての展開や伏線の張り方など、文句の付け所は(自分の視点では)ありませんでした。

    時代は繰り返す
    因果応報など、
    かっこいい言い方はいくらでも出来そうですw

    また、主人公の一成がいろんな人と接し、父の過去を知り、様々な考え方やモノの見方を経験することで、人としても成長していく。
    大学生という大人と子供の狭間で、自らの意志とも葛藤している姿は読んでいて応援したくなるような、それでいてどんどん頼もしくなっていく彼に魅了されていきました。

    唯一、気になったのは、やはり翠の件かな。
    非現実的な(妖怪とか超能力とか)設定は好きで、それ自体はよく読むけど、こういった殺人事件を推理するミステリー系では、ちょっとどうかなーと思ってしまう感じでした。

    でも、ストーリーはそれを含めて「完成形」なんですがwww.

  • 【図書館本】「ファントム・ピークス」に続き2冊目。久しぶりに夢中になって読んでしまいました。読んでいるだけで、目の前に山の情景が想像できるような文章力には、ただただ驚かされます。前作以上の様な気がします。内容については、ドキドキ感については、「ファントム・ピークス」がありましたが、サスペンスの内容については、かなり納得できるものがありました。ただ、最後の氷穴にいた女の子は翠?誰だったのだろうと思います。 「シャッター・マウンテン」が読みたくなりました。

  • 好きになれなかった

  • 110916

  • 今回はカクネ里住人の末裔が、特殊な能力で、下界の人を誘ったり事件を起こしたりするかと勝手に読み進めたが。
    前回同様山や森の描写は、目に浮かぶよう。 只、自然の山が厳しすぎて疲れる。

  • 前作のイメージで手に取りましたが、ソレよりかはずっと読みやすい内容だったナリ。
    いわゆる「ミステリー」作品だと言って良いと思う。
    この方は文章が上手い、だから余計この方の作品がもう発表されない事が残念ですね。

  • ファントムピークスで第12回松本清張賞最終選考に残ったのですが、癌のため45歳の若さでお亡くなりになられた北村一光氏の作品。

    行方不明になった父親を探すというストーリーですが、情景を非常にうまく表現されていて、山というものの美しさと怖さの両面から伝えられます。
    前作同様に自然との共存と言うようなこともメッセージとして含まれているような感じ。

  • 失踪した父の車が長野県大町市で見つかり、息子一成が父の足取りを追う
    何もなければ希薄だった家族のつながりが、事件を契機に本気で向き合うようになるところや偶然知り合った旅館の深雪の行動力が頼もしく感じられたり一成も徐々に逞しくなっていく
    少しオカルト要素が強くなっていたのが残念でしたが「山」という自然の雄大さや力強さと人間の儚さや浅ましさのコントラストが良かった
    後半物語、真相があっけなく明かされるところは、正直肩すかし気味だったが面白かった

  • 失踪した父親の車が、信州の大町で発見される。
    その地を訪ねた息子の一成は、父親の足取りを追い始める。

    山の描写がとても良く、信州の山に行ってみたくなる。
    山岳ミステリーと、少しオカルト的なものもあり、引き込まれて一気読み。
    一成と共に行動し始める女性、深雪がもう少し共感できるキャラクターだと、もっと好きだったかもしれません。
    作者が二つの良作のみで早世されたことが残念です。

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