ちょんまげ、ちょうだい ぽんぽこ もののけ江戸語り (角川文庫 た 62-1 ぽんぽこもののけ江戸語り)

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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043944781

感想・レビュー・書評

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  • 設定が面白い!ちょんまげ、ちょうだいの伝説と物語の中の事件が絡み合う。そこに柳生が関わっているとなれば、数多の剣豪小説を読んできたファンも楽しめる!また心から愉しめるシリーズが見つかって嬉しい限り

  • ちょっと仕事が重たそうな時期に手に取ったものだから、ライトな語り口かつ新鮮な題材を期待して読み、それらは概ね叶えられたので満足。
    巻末に次巻の刊行予告があるからはじめからシリーズものを想定しているのは明らかで、そのためなのか終盤になってもののけモノらしい展開が出てくるが、まだ手の内は明かさないというか、どういう術を誰がどんな風に掛けたかを明記せず、術にかけられた側の語り手に切り替わっている。

    ところで、最終盤までぽんぽこの素性が狸だと気付かないキャラクターが出てくるのだけれど、いや流石にそれは…名前と会った場所でなんとか…ねぇ。

  • 時代小説初心者の私でも、言葉にそこまで詰まることなく、さらっと読めた。
    登場人物それぞれ個性が出ていて、面白かった。

  • あっさり・さっくり読める時代小説。
    時代小説特有の難しい言葉が少ないから、苦手な人でも楽しく読めそう。
    キャラクター一人ひとりが魅力的なのに、ちょっとさらっと流れすぎかなぁとも思いますが、全体のテンポがいいのでそこまで気にならないかも。
    個人的にはとても面白かった。
    続編があるようなのでそちらにも期待。

  • 久しぶりに新規で面白い本だった。

    ちょっと剣客商売思い出す。

  • 名を語っていたのは。
    まともに働き暮らしていこうと思えば、十分な実力を持っているのではないのだろうか。
    偽物を放っておくことは出来ただろうが、知り合いに疑惑をかけられては無視もできないだろう。

  • キャラクターもそうだが、話が決定的に薄い。

    読むのに時間がかからないが、後には特に残るものがない。

  • 舞台が江戸のキャラ小説。時代背景とかは馴染みなかったけどあっさり読めるので、続きも読んでみようかな。主人公TUEEE系で話がめちゃくちゃ軽いのでしっかりと本を読みたい時には物足りないかも。

  • お侍様ものが読んでみたかったんですよ。
    しかし、
    ハードルが高くって迷ってるときに読みやすいですよ!
    と、
    オススメされたのがこの本でした。


    序・元和偃武
    1615年の大阪夏の陣
    うん、
    歴史の授業で聞いたことがあるかも?!
    徳川家康の影だったのが相馬二郎三郎元信
    うん。
    二郎なのとか三郎なのとかはおいておいて。
    お供のぽんぽこちゃん。
    見た目15歳くらい小娘が半妖怪ですって。


    一・後妻打ち
    時代小説を読んでて1番困るのが専門用語?
    後妻打ちって、
    字面を見れば意味はなんとなくわかるでしょうが、
    読み方が「うわなりうち」とかなかなかすんなり入ってこない。
    漢字はなんとかすんなり、
    時代背景がまだまだ良くわからんがイメージはできる。


    柳生の宗冬が扱いこなせてない家宝の柳生の大太刀。
    盗まれ、
    まさかのちょんまげちょうだいされちゃった?!
    そう、
    ちょんまげ、ちょうだいといえば相馬って、
    元和偃武の時から把握してるよ柳生さん。
    現在四代目の家綱の時代ですがちょんまげ、ちょうだいとは禍根があるのかしら?
    逆に?
    相馬の方はあれ以来貧乏。。。
    って、
    相馬小次郎はぽんぽこと暮らしてる?
    狸の妖怪ってどれほど長生きなんでしょうね。
    しかも、
    ごはん食べないとアカンのか。。。
    めんどい。
    妖怪でも飯を食わずとも生きていけるのならいいのですが、
    飯代がかかるのか。。。
    貧乏って大変。
    で、
    口入屋ってのが浪人に仕事くれるところ。
    フルキャストとかテイケイですかね?
    昔お世話になってた。
    つか、
    今でも日雇いバイトってできるのかな?
    で、
    ご飯と仕事を貰ってきたぞっと。
    ・・・。
    この頃から女装ってあるのか?
    女形ってやつはあるんでしょうけど女装。。。
    小次郎さんイケメン設定だからありなんでしょうね。
    で、
    後妻打ちのお仕事で知り合ったのが男装の丸橋弥生。
    男装と女装と妖怪。。。
    ファンタジーだね!
    で、
    弥生さん宝蔵院ってバガボンドの胤舜ですかね?!


    二・柳生の資格
    一応、
    仕事を終えて三両もらって、
    大好きなたまご焼きを貪るぽんぽこ!?
    ちなみに、
    三両っていくらくらいになるのかしら?
    って、
    調べたら1両4万とか10万とかばらばらですね。。。
    かぐりん換算で1両5万!
    1日で15万貰えるお仕事ならありじゃない?
    しばらく経って、
    寝っころがっていたら柳生の刺客に襲われる小次郎。
    つか、
    その刺客こと佐助。
    ぽんぽこに惚れて柳生を辞めて小次郎の隣に引越してきた。。。
    恋って盲目ね。。。
    で、
    ちょんまげ、ちょうだいに怯える道場主の護衛のお仕事。
    そこで、
    また弥生さんと再会する小次郎。
    そこで1ヶ月ほど勤務したら解雇ですよ。。。
    そば食って帰ろうとしたらちょんまげ、ちょうだいにでくわし、
    その正体が弥生っぽい?


    三・”ちょんまげ、ちょうだい”の正体
    丸橋忠弥の娘が丸橋弥生。
    気づきそうなもんじゃないか?
    で、
    由比正雪が丸橋忠弥を誘い倒幕しようとして失敗。。。
    それゆえ、
    丸橋弥生は罪人の子と言われるようになる。
    と、
    丸橋弥生は偽ちょんまげ、ちょだいっぽくない。
    で、
    口入屋の入れ知恵で男装を始めたんですか丸橋弥生さん。
    例の口入屋で、
    小次郎は以前一緒した善達さんの訪問を受ける。
    つか、
    なんで相馬小次郎=ちょんまげ、ちょだいってバレてるの?


    四・柳生新陰流、胡蝶斬り
    んー。
    善達に連れられて偽のちょんまげ、ちょうだいこと、
    柳生廉也と会う。
    で、
    柳生十兵衛三厳の息子さんですか。
    そんな話をしてるとそこに丸橋弥生が現れる。

    昔、
    柳生十兵衛三厳の窮地を救ったのが風魔小太郎が妹の蓮で、
    柳生廉也の母親らしい。
    柳生と風魔の暗殺部隊に狙われてたってこと?
    と、
    余談ですが、
    知らなかったけど、
    忍者って伊賀か甲賀ってイメージあったけど風魔が抜きんでてたんだ!
    で、
    柳生廉也の修行中に隻眼であった柳生十兵衛三厳は盲目になり、
    また柳生に追われることになった!
    で、
    善達はそんな柳生から柳生十兵衛三厳を慕ってて仲間になったらしい。
    そんな折、
    柳生廉也が病気になり、
    医者にかかってる時に柳生十兵衛三厳は殺されちゃったと。。。
    その時に盗まれたのが柳生の大太刀で、
    その後、
    柳生の大太刀を持ってる柳生宗冬が家を継いだと聞いたのだって。
    柳生十兵衛三厳を殺したのは柳生宗冬の暗殺者ってことかな?
    とりま、
    話を聞いて家に帰ってきた小次郎。
    ぽんぽこがたまご焼きを食べてる時に聞いたのは柳生廉也と丸橋弥生の声。
    ゴロツキに殺されそうになってます!
    もちろん、
    そこには相馬小次郎が現れる!
    と、
    思ったら弁慶かよ。。。
    でも、
    遅れてちゃんと到着の相馬小次郎さん。
    でも、
    ゴロツキを追っ払ったのはぽんぽこ。
    でっかい蛙に変化して追い返しましたとさ。


    五・ふたりの”ちょんまげ、ちょうだい”
    丸橋弥生がお前がちょんまげ、ちょうだいだろ!
    と、
    攻められてる時に、
    他の場所でちょんまげ、ちょうだい現る!
    なるほど、
    相馬小次郎と柳生廉也がちょんまげ、ちょうだいに成りすましたわけですか。
    これで、
    丸橋弥生の容疑も晴れると。


    六・柳生新陰流、柳陰
    柳生宗冬は柳生廉也を暗殺しようと試みる。
    ん?


    終・燕がくるり
    相馬小次郎とぽんぽこの活躍だったってことですね。
    これ、
    ぽんぽこが主役か?

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著者プロフィール

高橋由太:第8回「このミステリーがすごい!」で最終選考まで残った作品を加筆修正したデビュー作「オサキ江戸へ」が10万部を記録。以来、時代物を中心に執筆活動を行っている。亜沙美:講談社「ITAN」を中心に活躍するイラストレーター・漫画家。

「2015年 『雷獣びりびり ⑥ 大江戸あやかし犯科帳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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