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Amazon.co.jp ・本 (512ページ) / ISBN・EAN: 9784043944798
作品紹介・あらすじ
悠久なる大河のほとり、野賊との内戦が続く国。若き軍人が伝説の野賊と出会った時、波乱に満ちた運命の扉が開く。「平和をもたらす」。そのためなら誓いを偽り、愛する人も傷つける男は、国を変えられるのか?
みんなの感想まとめ
物語は、内戦が続く国で平和を求める若き軍人、アマヨク・テミズの奮闘を描いています。彼は伝説の野賊と出会い、運命が大きく揺れ動く中で、英雄としての姿と同時に普通の人間としての渇望や狂気をも見せます。作品...
感想・レビュー・書評
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面白かったです。
沢村さんの作品ではじめて読んだのが『黄金の王 白銀の王』。そちらがとても面白かったので、ずっと読みたいと思っていました。
こちらの方が先の作品ということで、若干荒削りさを感じましたが、すごくエネルギーがあるというか、力強い作品でした。
主人公のアマヨク・テミズは、一見すると国の平和を願い、そのために文字通り粉骨砕身、獅子奮迅、そして孤軍奮闘する、真の英雄という印象。しかし、作中最後に語られるように、実は一人の普通の人、普通の渇望と普通の狂気をもった人間であることをも感じさせる。
たぶん、英雄や天才といったものは、常人離れしているようで、実は凡人とほとんど変わらず、ほんの少しだけ感情の成分配合が異なっているだけなのではないでしょうか。
大人向けのファンタジー作品ですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
はまったっす!
かなり良くできている
ある世界の中での内戦のなかで起きている
貴族と一般庶民と
男!?のお話。
空想的、歴史風、軍記物。人間力、ミステリアスもの…とでも言うんでしょうか??
けっこう先が気になって気になってで
ワクワクした気持ちで読めました。
読み応えの大きな良本でした
最後の締めもまずまずgood!
面白いですよ!
気軽にイケてちょい骨太しのちょい堅ファンタジー -
46:先日文庫を購入した沢村さんのFT、というわけで借りました。めっちゃ面白かったです! 厳しい身分制度と複雑な社会情勢、大地は痩せているのに税の取り立ては厳しい、ままならぬ世界。お飾りの王の陰から国を動かす評議会の存在、そんな体制を覆そうと起った者は反逆者、野賊と呼ばれ、国軍が討伐にあたっていた。物語は主人公、アマヨク・テミズが軍の学校を卒業し、少尉として実戦に出るところから始まります。
たくさんの登場人物、それぞれの思惑や立場や制約、人生があるわけです。それでも何の肯定も否定もせず、推奨も嘲笑もせず、淡々とアマヨク・テミズという男の一生を描く骨太の物語でした。「大河」とは歴史の比喩なのでしょうか、アマヨクから見た歴史、筆者から見た歴史、その揺るぎなさに鳥肌がたちました。
「ふたりは海を見たことがなかった」とか、章タイトルが絶妙でね……!! 伏線というか、ほんの傍流が流れ流れて、歴史っていう大河に注ぎ込む瞬間がたまりません。
4/22、購入タグを追加 -
著者お得意の大河物のファンタジー。
1文字ずつ増えていく章タイトルから、登場人物の配置や描写まで、著者が「楽しんで書いているな」という雰囲気がするので読んでいて心地よい。
(いや、話は一本筋で読みやすくも心地よい話でもないんだけどね)
著者にとって、(悪い意味ではなく)登場人物は血肉のある素材なのだろうなぁ。好きなキャラクターだからと言ってひいきせず、きちんと考え決断させていそう。まさしく神のごとき無慈悲さでキャラクターを平等に……って某人だけは、神に愛されているかもしれない。 -
ストーリーは、骨太です。
陰謀とか、秘められた部分はいろいろあるのですが、でも、読後感はストレートなお話を読んだなぁという感じがします。
不思議のないファンタジーで、まぁ、空想歴史物語みたいな感じです。
実はわたしは、北上 次郎とは違って、ファンタジーは不思議がある方が好きです。
大佐って、でも、あんまり好きなタイプではないです。実は。まじめに見えてるけど、実は意地っ張りで、いやなやつだよねぇ(笑)
でも、これは、これで一本通っている。
わたしは、銀爺こと鈴木 銀一郎の小説の男主人公の生真面目さを思い出していました。
終わったあとね、この世界でのいろんなキャラクターの話をもっと聞きたくなる。そんなお話。
でも、続編が出ないのが、多分、潔いのかな。 -
一気読み。異世界歴史小説。一人の少年が、やがて英雄になっていくまでの胸がかきむしられるような物語だった。
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「黄金の王 白銀の王」が面白かったので手に。
沢村凛さん2作品目。
こちらはファンタジーといってもさらに現実的。
人の汚い部分がこれでもかってくらいぶつけられる。
もうドロドロです。
本来、こういう話は苦手。
辛いばかりで救いがないと読むのが辛くなってしまうから。
なので、失敗したかなー。最後まで読めるかなーと思いつつも読む手がとまらない。
読んでる最中もなんでだろ?って思いながら読んでた。
テンポがいいのかな。
まぁ面白いからに違いないんだろうけども。
素直に面白かったと言えばいいんだけど(笑)
特に終わりかたは最高でした。
読んで良かった。と思える本です。 -
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そうかそうか、この作品ありきであの傑作が生まれたのか。
沢村凜ーー不思議な文を書く人だ。心の奥底を描いているようでいて、実際は簡単な状況描写しかしていなかったり。難解な単語を用いながらも、すらすらと読める。
アマヨクのように、とはいかないまでも、彼のような大きな志をいつも持っていたいものである。
100点(100点満点)。 -
信念を貫く主人公と、それを支えるひとたち、敵となるひとたち、みなしっかりと書き込まれていて、無駄な登場人物はいないのではないか、と思わせる。
ラストまで気持ちよくドキドキしながら読み進められました。 -
「黄金の王 白銀の王」もそうだったが、ほどよく物語を書き切らないところが好き
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アマヨク・テズミ 恩赦を受け、父の住む生家にもどり、帰宅のあいさつをしたあと、床についてそのまま、二度と目覚めなかった。
しかし、彼が生きている間に、新王の公布によって、彼が理想とする世の中になると知ることができたことが、救いだ。
沢村さんの小説に出会えてよかった。
もっと読んでみたい。 -
「黄金の王 白銀の王」が面白かったので他の作品も読んでみようと思ったが、それほどでもなかった。
清廉潔白な人はいないよ、ということ。
メイデン王の今後に期待! -
手段が異なっても目指す物は同じ。
目指す物が同じなのに手段が異なるだけで、こんなにも隔たってしまうのかと思った。
人の難しさが伝わってくる作品。 -
個人的にかなりお気に入りの作家沢村凛の作品。
今気付いたのですがこの本で文庫化された沢村凛の作品は全て読んでしまったことになります。
次は単行本に行きますかね。。。
と前置きはさておき「黄金の王 白銀の王」と似たような
歴史ファンタジーのこの作品。
「黄金の~」の時も少し思ったのですが登場人物の名前が
覚えにくいんですよね。
世界観に完全に浸るまでは誰が誰だか確認しつつという感じでしたが終盤は一気読みでした。
とにかくブレないアマヨクの愚直さが良いです。
登場人物の行動の一つ一つ、発言の一つ一つにちゃんと
明確な理由付けがされているようなストーリー立ても
読んでいて安心感があるというか圧倒されました。
各部の節ごとのタイトルが1文字から1字ずつ増えていく
といったような遊び心も○です。
最後のエピソードは少し説明的過ぎかなという印象も受けましたが。 -
おもろかったが、なんか辛気くさい。出奔貴族娘の子で軍人アマヨク、王位継承権4位のメイダン殿下が国を動かすまでの物語。アマヨクにフォーカスしすぎているので、メイダン比率をもうちょっとあげると面白くなりそうな気がするが、いかんせん辛気くさい。前述の『黄金白銀』もそうだったが、フランダースの犬とか石川啄木的な圧倒的生前報われない感が漂う。おもろないことはないんですが、小説なんだからそこでそんな死に方せんでも、その上にエピローグでぐだぐだとその後が語られてしまいそこで自然死するインパクトと意味がなぁ、よくわからん、と、読了感がナニな感じです。ま、幸せな国の人向けやなぁ、と、何かこう傲慢なものを感じた、それになんかもひとつ足らんような、、。
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ただひたすら誠実に信念に基づいて生きていく主人公。一気に読みました。
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