きりこについて (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 3495
レビュー : 349
  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043944811

感想・レビュー・書評

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  • 「ぶす」なきりこが、自分を取り戻していくお話です。
    登場人物が個性的すぎるのでハードな内容も含まれていますが、他人の言葉に呪われている、若い人にもぜひ読んでほしいです。
    少なくとも私はちょっと励まされました。
    自分を堂々と生きていこうと思います(^^)
    おすすめです!

    ただ、「ぶす」を強調しすぎなので星は4つで。笑

  • 自意識過剰のきりこが愛猫のラムセス2世に寄り添われながら「ぶす」の意味を考え、気付いていく。
    自分は自分でええやん。
    本当は正義感が強くて優しいきりこ。盲目的にきりこを愛するラムセス2世もとてもステキ。
    ちせちゃんの登場からどんどん性の話に進んでいく。
    なんだろう、いい話だったのに、苦手な感じでした。

  • たぶん一生、大事に読む本。

  • 本文中、ぶすという単語が全て太字になっている。最高。とても簡単にサラッと書いてあるのですが、すごく深い、人間の核心部分に近い事が記されています。哲学的とも言えます。
    ブスだけじゃなく、美人にもブサイクにもイケメンにも読んでもらいたい。

  • きりこは ぶ す である。
    やっぱりブスには生きにくい世の中で、心構え次第で周りの捉え方次第で醜いも美しいもないけど、心は別だけどやっぱりぶすのポジションは嫌だ
    愛猫ラムセス二世が書いた本

  • 「きりこは、ぶすである。」
    いきなりこの出だしで始まる。
    何回「ぶす」という言葉が出てきたことか。
    でも不思議と嫌悪感はない。

    自分を産まれた頃から「可愛い」と信じていたきりこだか、あることをきっかけに、気づいてしまう。
    相棒のラムセス2世(頭脳明晰な黒猫)と共に、様々な経験をして、自分を取り戻す物語。

    「ぶすの、きりこ。きりこの、すべてが、きりこ、なのだ!」と誇らしげに言うラムセス2世。
    私もこんな風にそっと寄り添ってくれて、自分のことをトコトン認めてくれる味方がほしい。
    「世界は、肉球よりも、まるい」から。

  • 2017/08/18読了
    自意識のお話

    きりこにラムセスがいて良かった

    西加奈子の丁寧すぎるぶすの描写は呼んでて辛くなるくらいだったけど、ふくわらいほど気持ち悪さはなくて良かった。 自分が自分のことを認めることで肯定することで、ほんとうの自分らしさを手に入れられるんだなぁと。そこで初めて自分の人生を歩める。ちせちゃんときりこは特にその生命力がみなぎってて好感が持てた。容姿だけじゃなく中身がいい子達でした。

  • はっきりいって、きりこは「ぶす」でした。
    でも、ネコにはそんなことは関係ない。

    容姿に悩む人に読んでもらいたい!
    「容れ物」にはなんの関係もないんですよね。
    じぶんはじぶんでいい!

    西加奈子さんの「自我」節も、大炸裂です。

    私にとっては相変わらずの安定感。
    でも、読む人によっては、心のなかのざわざわが収まらないのでは?

  • ハワイから帰る飛行機で読んだけど、良かった。西加奈子さん作品はどれも好きだな。

  • おもしろかった。
    最後の語り口のどんでん返し(?)が、すごい‼って思った。
    皆、欠点はあるけど、それも個性、皆が等しく愛すべき存在なんだな。

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著者プロフィール

西加奈子(にし かなこ)
1977年、イランのテヘラン生まれ。エジプトのカイロ、大阪府堺市で育つ。関西大学法学部卒業。雑誌「ぴあ」のライターを経て、2004年『あおい』でデビュー。
2007年『通天閣』で織田作之助賞大賞、2011年咲くやこの花賞、2013年『ふくわらい』で第1回河合隼雄物語賞、2015年『サラバ!』で第152回直木三十五賞を受賞。
その他代表作として、宮崎あおい・向井理出演で映画化された絵本『きいろいゾウ』、同じく映画化された『円卓』、20万部を超えるベストセラー『さくら』、本屋大賞ノミネート作『i』など。2020年初夏、『さくら』が映画化決定。プロレス好きとして知られる。お気に入りの本は『アントニオ猪木詩集』。

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