地獄の門 (角川ホラー文庫)

  • 角川書店 (2012年3月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784043944903

作品紹介・あらすじ

何者かに殺され地獄に落ち、悪魔を騙しての転生を試みる佐藤良太。良太殺害事件の現場で、犯人への憎悪をたぎらせる良太の恋人・愛。地獄と現世、2つの世界が織りなす物語が到達する、驚愕の結末とは!?

みんなの感想まとめ

地獄に落ちた男が悪魔を騙して転生を試みる物語は、ホラーというよりもラノベのような軽快さが魅力です。主人公は、自らを殺した犯人を探しながら、地獄の奇妙な世界での冒険を繰り広げます。途中で物語の絡繰りに気...

感想・レビュー・書評

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  • さすが悪魔!
    って感じだった。
    性格悪〜!

  • 地獄と現世、二つの世界での、悪魔との騙しあいの物語。

  • 殺人事件で殺され、地獄に落ちた男が転生して真犯人を追う傍ら、現世でその恋人も犯人を追うという二重構造のミステリ。地獄の設定やシステムは非常に秀逸でスラップスティック。地獄編の描写は非常に面白かった。現世での女刑事である愛も著者特有の狂気に満ちており、その心理描写は上手い。ただ、地獄編の主人公である良太が一貫して現世に残してきた恋人の名前を出さなかったことと、愛の父親が婿入りという時点で、作品の大掛かりな仕掛けが粗方読めてしまったのは残念極まりない。理不尽を得意とする著者だからこそ、消去法で最も理不尽な可能性を考えたら容易く行き着いてしまう。ホラー寄りのせいか、ラストの悪魔の一人語りも理不尽を通り越して滑稽で、やや理屈に合わない感じもする。この辺りはまだミステリのロジックとホラーと著者のテーマである理不尽さが噛み合っていない所かもしれない。ネタは面白く、統合性も取れてはいるが、当初想像していた二重に追うミステリよりも、やや尻すぼみに終わってしまった。

  • 地獄に落ちた男が悪魔を騙して転生し,自分を殺した相手を探す話。
    途中でネタがわかったかと思いきや,予想を上回る大ネタ。
    「バイロケーション」も凝った設定だと思ったが,今作もかなりのもの。
    悪魔の軽さと,ブラックな小ネタが良し。

  • セリフや文体が軽く、ラノベっぽい印象だった。長音(ー)多すぎ。そういうキャラだからか……?

    悪魔の仕立て方や主人公の扱い、最後のどんでん返しがうまかったと思う。

    読み終わった後に面白さがわかる。

  • 途中からわかってくるけどそれでも勢いがあって最後まで楽しく読めました。
    まぁほんと、悪魔だなぁって思います。
    理不尽だけど妙に納得しちゃうシステムに感心したり。分かりやすさもよかったです。

  • 途中までは法条遥らしい、ミステリやSF要素を含んだ話だなと思っていたが、佐藤良太が本懐を遂げてからB級映画に様変わりした。マリアの哄笑が安っぽく白けてしまう。佐藤良太の思い込みと勘違いで復讐を誓っており、真相はとてもつまらない。とかく悪魔のマリアの存在が作り物っぽい。さすがにこれはいただけない。評判が良くない理由がよく分かった。

  • 天国・地獄・現世と場面が変わり、もしや?と思いきや?ん?あれー?と分からなくなり先が気になり読んでしまう(^-^)あー、そうきたかーと(^-^)
    アイデアは凄いと思う。

  • 友人からの紹介。
    やはり主人公の執念がすさまじい。
    デビュー作よりかなりテンポアップしていて読みやすかった。

  • 悪魔のキャラが良い。(笑)
    こういう、どんなに足掻いても結局誰かの手のひらの上で踊らされているだけっていうの、大好き。

  • この人は変てこな話を作るのがうまい。

  • さらっと読めるミステリ。
    軽く読める分深みに欠ける印象。どんでん返しもさほどどんでん返えってないかな~。

  • 途中から展開も結末もわかってしまうが、勢いのある文章なので読める。

  • ホラーミステリ。だけれどホラーの部分はかなりコミカルです。かなり軽くてふざけてて、地獄とか悪魔ってこんな軽いノリなんかい!と突っ込みを入れたくって仕方ありません。威厳も何もありませんよ。もっとも、地獄らしさはきちんとあって、こんなところ行きたくありませんが。
    ミステリ的な「仕掛け」にはなるほど。途中である程度のことは分かってきたけれど、それでもまさかそんな真相が待ち受けているとは思いもしませんでした。
    さらに、どのあたりまでが仕組まれたことだったのか……かなり邪悪なブラックユーモアでした。しかし天国と地獄、いったいどっちがいいのかなあ。

  • 殺害され地獄に落とされそこで転生し犯人への復讐を決意する男と、恋人を殺され犯人への復讐を決意する女性警察官の二つの世界の様子を描く小説。

    妙に現実的で理にかなっている地獄のシステムや、ところどころで見られる主人公の語りが独特のブラックユーモアがあって面白いです。また改行や句読点の使い方など文体も独特で今まであまり味わったことのない読み口を味わえました。

    登場人物たちが何かしらの謎を持っていて、なおかつその答えが彼らは分かっているのに全然読者には明かしてくれません(笑)それが気になって先に読み進めてしまうのですが。

    ホラーと言うよりかは舞台設定の特殊なミステリーといった感じ。伏線が分かりやすかったので、先読み出来てしまったのが残念でしたが、発想がこの作家さんらしく一味違う感じがして良かったです。

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著者プロフィール

1982年、静岡県生まれ。『バイロケーション』で第17回日本ホラー小説大賞長編賞受賞。

「2010年 『バイロケーション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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