戦都の陰陽師 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 163
感想 : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043944927

作品紹介・あらすじ

時は戦国。不穏な戦雲におののく京の都に、無数に張られた結界を破って六百年ぶりに恐るべき天魔が侵入、魔界への口を開こうと画策していた。大陰陽師・安倍晴明の末裔である土御門家の姫・光子は、唯一天魔を討つことができる出雲の霊剣・速秋津比売の剣を取りに行くことを決意。藤林党の若き惣領・疾風ひきいる伊賀の忍び七人を護衛とし、出雲への危険な旅に出発する。はたして光子は都を救えるのか!?新説・陰陽師物語。

感想・レビュー・書評

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  • 薦められたので読んでみた。ともすれば荒唐無稽な”魔界”が、すごく調べられているんだろうなぁ〜、時代考証や自然の描写などのリアリティで補われ、とてもおもしろい伝奇小説で楽しめました。

  • 淡々と実況しているような文章でどんどん話が進む。
    歴史や自然に関する記述もあって軽くはないのに、割とあっさりと感じた。戦う場面がくどくないのが良い。
    文章のせいか気持ちが入り込みはしなくて、でも内容は面白かった。

  • ムリ。

  • 戦国の京都、結界のひずみから忍び寄る天魔を倒す霊剣を手に入れるため、出雲まで旅をする陰陽師の少女と彼女を護衛する伊賀の忍。天魔に唆され彼らを狙って次々とやってくる刺客達というストーリィ。説明が非常に多いので読むのに難儀するが、戦闘シーンの迫力と忍者特有のハッタリバトルに式神と霊剣の人知を超えたスケールがなかなかにド派手で良い。中国山地を如何に京まで戻るのかという逃避行というスタイルも興味深かった。
    かなり絶望的な戦いの中で生きることを習いとする忍達が、光子のために覚悟を決めて戦うというのは熱いものがあり、また、過酷な旅路にも血腥い戦闘にも慣れていない光子が、そんな彼らの姿を見て成長する姿も清々しい。ただ、道中会う人物が「後に○○した」というものや、「こうした○○は今の日本から失われた」といった警句が本筋とはあんまり関係ないため少々邪魔臭いのと、それだったら、こいつ絶対死なないじゃん、とか、普通にこの当たりは無事なのね、みたいな軽いネタバレになっているのは若干興冷めな感はあり。とは言っても、戦国を舞台に忍者ものと陰陽師ものをダブルで楽しめるので、両方ファンな人ならきっと楽しめるだろう。シリーズ二作目はどうなることやら。

  • 戦都の陰陽師シリーズ、1作目。

    角川ホラー文庫による出版で、ラノベ的な位置付けかと思いきや、なかなか読みごたえのある一冊だった。特に、妖討ちのための剣を手に取ってから、京の都に持ち帰るまでの大名配下の忍びたちとの攻防は、予想がつかない手に汗握る展開の連続。また、時代背景もきちんと描かれており、歴史上の人物と上手く絡めてあって、面白かった。そして、安倍晴明の血を引くも、根っからの公家のお姫様であった主人公が、伊賀の七人衆に守られながら、徐々に力強く成長。非常に魅力的なキャラとなり、これからの陰陽師としての活躍に期待が高まった。

  • 陰陽師と忍びの関係が素敵でした。
    味方も敵方も魅力的な者が多く、誰かが散るたびに悲しくなってしまいます。
    仕事をやり遂げる意志や、自分に出来ることを懸命にこなす姿が印象的。
    大部分の敵が人間だったため陰陽師より忍びが活躍する場面が多かったけれど、それを目にする光子が懊悩しながらも強くあろうとするところに、特別な何かというか、大切な何かを持つ人物なのだと思わされます。
    まだまだ始まったばかりな感じで続きが読みたくなりました。

  • 様々な身分の者たちが絡み解れて読み応えたっぷり。伊賀の七人それぞれの個性に興味を惹かれ、物語上闘いを避けられないと分かっていても、誰も欠けてほしくないとつい思ってしまう。
    過酷な世界に身を置く忍者の奮闘が敵味方共に熱い。異色の忍者、黒女の存在が悲しくも強烈で魅力的だった。

  • 「美少女陰陽師と七人の忍者」というライトノベル的題材だけど文体は時代小説。

  • また表紙がいただけない。

    この人の忍者の書き方は気に入ってるが、
    戦国武将の書き方は若干偏見ぎみ?
    それが正しいのかもしれないけど夢が無い。

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著者プロフィール

1978年群馬県生れ。早稲田大学第一文学部卒。映画、テレビ番組の制作に携わった後、第17回日本ホラー小説大賞の最終候補作となった原稿を改稿した『忍びの森』で2011年にデビュー。15年「妖草師」シリーズが徳間文庫大賞を受賞。主な著書に『秀吉を討て』『駒姫―三条河原異聞』『敗れども負けず』『東遊記』『暗殺者、野風』『阿修羅草紙』、「源平妖乱」シリーズなど多数。

「2021年 『源氏の白旗 落人たちの戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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