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Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784044001148
作品紹介・あらすじ
平安時代中期の才人、藤原公任が編纂、漢詩句と和歌を融合させたユニークな詞華集。春夏・秋・冬の四季の景物からなる上巻、風雲晴暁鶴猿・管弦ほか48題からなる下巻。日本文学に大きな影響を与えた、漢詩句588首と和歌216首の全作品に、現代語訳・注釈・解説を付載。編者公任がどのように詩句や和歌を選択・配列し、主題を表現したかという文学作品としての読み方も懇切に示す。平安貴族の文化にふれる必読の古典。
みんなの感想まとめ
平安時代の文学を深く味わえる作品で、漢詩と和歌が融合した独特の詞華集が収められています。藤原公任が編纂したこの書は、四季や風物をテーマにした804首の詩句を通じて、平安貴族の文化や教養を垣間見ることが...
感想・レビュー・書評
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和漢朗詠集は既に持っていたのですが、現代語訳ということで意訳的な詩とか載ってるのかなと勝手に思っていたのですがそういうわけじゃなかった。細かい注釈は載っています。ただ求めていたのとは違ったな…という気持ち。
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和漢朗詠集は藤原公任が編んだ詞華集で、漢詩文の佳句と和歌を合わせて804首からなる。平安時代の人々が口ずさみ、後代の人々の教養書となった。文庫にしては値は張るが、凝縮された注と現代語訳をそなえ、ともかく便利。
熊本大学:日本文学分野 教員 -
中国の漢詩の佳句と日本の漢詩や和歌を、四季や風物の題ごとに対比させながら並べるという手法で、平安時代の貴族が必ず知っておかなければならない名人の作品を紹介している。
漢詩と和歌で同じ風物を採り上げながら、漢詩が地理的空間や歴史と現在などの大きな対比を取り入れて印象的な世界を創り出しているのに対して、和歌が連鎖的な印象の繋がりや言葉遊びを取り入れながら内面的な世界を描き出しており、両文化の違いが感じられた。
藤原公任が十一世紀のはじめに成立させた詩華集であるが、紀貫之らが仮名の文学を切り拓いて以降、ここまでの間で日本の文学が独自の世界を築きあげているということがわかり、とても興味深かった。
訳や解説がとても丁寧で、読み応えのある内容になっている。漢詩や和歌を読み慣れていなくてもその世界を知ることができる本だった。
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