新版 発心集 上 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)

  • KADOKAWA (2014年3月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784044001162

作品紹介・あらすじ

『方丈記』の作者、鴨長明が書き溜めた仏教説話集。人間の欲の恐ろしさを描く話には、峻烈な迫真の力があり、執心により親指が蛇になってしまった母親、橘の実を食い尽くす小虫に生まれ変わった老女などの姿が描かれる。その時々で変わりやすい「心」の諸相を凝視し、自身の執着心とどう闘い、どう鎮めるかを突きつめていく長明の記述は秀逸。新たな訳と詳細な注を付し、全8巻、約100話を上下2巻に収録する文庫完全版。

感想・レビュー・書評

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  • 現代語訳の第一集のみ読了。「方丈記」を読んだら他のも読んでみたくなり。やたらとお坊さんが急に思い立って「このままじゃいけない!」と出奔して、他国で乞食(こつじき)になったりしたり、わざと自分の名声をおとしめるようなことをしたり、財物なんかにこだわるから悟れんのじゃ!と持ち物の美しい花や陶器などを打ち壊す。そんな話ばかりで、なんでそんな話ばかりかなあ、と思ったら、タイトルの「発心集」の「発心」ってそういうことか、と遅まきながら気づく。俗世に首まで浸かった身には、新時代の、財物にこだわり、執着をもっても仏さんの功徳にあずかれる教えはないものかと夢想してしまう(悪人正機?)。

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著者プロフィール

平安時代末期から鎌倉時代にかけての日本の歌人・随筆家。建暦2(1212)年に成立した『方丈記』は和漢混淆文による文芸の祖、日本の三大随筆の一つとして名高い。下鴨神社の正禰宜の子として生まれるが、出家して京都郊外の日野に閑居し、『方丈記』を執筆。著作に『無名抄』『発心集』などがある。

「2022年 『超約版 方丈記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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