細雪 中 (1) (角川文庫)

  • KADOKAWA (2016年7月23日発売)
3.98
  • (15)
  • (22)
  • (16)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 456
感想 : 14
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784044001322

作品紹介・あらすじ

東京に居を移した本家に身を置く雪子は、都会の空気になじめず心細い日々を送っている。
いっぽう関西では、神戸で大洪水がおこり、四女・妙子が巻き込まれた。この水害から妙子の命を救ってくれたのは、かねてより付き合いを続けていた奥畑ではなく、奥畑家に昔丁稚奉公をしていた板倉であった。二人の身分違いの恋に家族が翻弄される中、板倉が病に倒れる――。


※カバーの絵柄は(株)かまわぬのてぬぐい柄を使用しています

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

物語は、昭和初期の豪華な関西美人姉妹の日常を描きつつ、結婚問題や自然災害という不安定な時代背景を巧みに織り交ぜています。特に、三女・雪子と四女・妙子の運命は、彼女たちの生活に影を落とす出来事によって緊...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 読み始めると他の事が手につかない。蒔岡家の三女四女の結婚問題がある中、自然災害など様々な事が起こり息つく間もない。第二次大戦前の次第に不穏になりつつある時代の空気感から食事の内容といった日常のごく細部まで描かれていて圧倒される。

  • 上巻と下巻に感想をまとめています。

  • 昭和初期の豪奢な
    関西美人姉妹の日常
    声に出して読みたくなるような
    関西の言葉がとても美しい

    何気ない日常の中でも
    災害に巻き込まれたり
    病人が出たり...
    (ちょっとはらはらどきどき)

    当時の価値観が
    (家柄や身分ほか姉から嫁ぐなど)
    今より強靭に息づいていたことが
    より彩りになっている

    ブックオフにて取り寄せ

  • すごい昔に読んだので詳細は覚えていませんが、雪や桜の花が舞ってキラキラ輝いているような小説だったことは覚えています

    I read it so long ago that I don’t remember the details, but I recall it was a novel as if snow and cherry blossoms danced and sparkled.

  • 百年くらい前の話なのに、蒔岡姉妹の日常に起こる珍事件の数々が面白過ぎてスイスイ読めちゃう。
    谷崎潤一郎、すごいなあ
    下を読むのも楽しみ

  • 板倉死んだ…!
    え?
    この後どうなるの…
    啓ぼんとは一緒になってほしくないなぁ…

  • 四姉妹それぞれ個性豊かだけれど、皆とても性格が良いように思う。姉や妹をお互いに想い、できるだけ好きなようにさせてあげたいと思う姉妹愛に心打たれる。
    登場人物のなかでは、私は幸子の夫の貞四郎が好き。優しくて飄々としていて、結構男気もある。そして現代的な考えも持っていて、この人が四姉妹の仲をうまく取り持っているんじゃないかな。
    続きが楽しみ。

  • 周りがしきたりを気にして自由に恋愛できない妙子が可哀想なのと、その度虐げられる板倉の最後が悲しい。
    ロシア人見送りの際お寿司を食べる場面はホッとする。

    芦屋の家での妙子の舞、神戸の災害と板倉写真師の妙子の救助、隣人ドイツ人の東京行き、幸子雪子悦子の東京見送りと嵐、妙子と板倉の接近、結婚の約束、本家からの妙子の洋行謝絶、人形教室生徒ロシア人の東京行き、悦子の病気、回復、悦子と幸子の東京行き、板倉の手術失敗と死。

    表紙のあらすじに板倉の死まで書かないでほしい。

  • 三女・雪子の婚活が続くかと思ったら、神戸で大洪水が発生。四女・妙子が巻き込まれる。妙子を救ってくれたのは、許嫁の奥畑ではなく、写真家で丁稚奉公している板倉だった。妙子は板倉に惹かれ結婚まで考える。そこへ家族がドタバタする、という展開。わりと面白い。板倉の結末がちょっと驚いた。

  • 体面ばかり気にする旧家の人々の行動や言動が理解出来ずにイライラするのだが、続きが気になって読み進めてしまうのは何故だろう。

  • よく京都の人は(「ぶぶ漬けどうどす?」のエピソードに代表されるように)本音を出さないとか言葉に裏があるとか言われるけど、「細雪」を読んで思うのは、こうした傾向はもともとは京都に限らず関西の上流社会一般にみられたもので、京都人がそうした戦前の関西上流社会の雰囲気を色濃く残している一方、大阪神戸その他の地域ではこうした気質が失われてしまったのに過ぎないのではないかと思ったりしたのだが違うかな。

  • 中巻は災害と四女妙子の恋愛が中心。過去の情景を詳細に語るとき、句読点を少なく次々に繋いでいくところとか現代の作家にも多大な影響を与えていると感じた。表現の豊かさ、ボキャブラリーのセンスが素晴らしくて、読んでいて本当に心地良い。

  • 読み易くてスイスイ読める。大阪弁なのに優しい感じ。

全13件中 1 - 13件を表示

著者プロフィール

1886年(明治19年)〜1965年(昭和40年)。東京・日本橋生まれ。明治末期から昭和中期まで、戦中・戦後の一時期を除き執筆活動を続け、国内外でその作品の芸術性が高い評価を得た。主な作品に「刺青」「痴人の愛」「春琴抄」「細雪」など、傑作を多く残している。

「2024年 『谷崎潤一郎 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

谷崎潤一郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×