俳句の海に潜る

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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044001551

作品紹介・あらすじ

俳句は自然認識の最前線であり、古代と前衛のふたつの回路から世界の本質に迫ろうとしている――。深川・甲州・諏訪を漂い、縄文の古層へ。詩とアニミズムの新たな地平が浮かび上がる、人類学者と俳人の異色対談!

感想・レビュー・書評

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  • 俳句は反人間中心主義で生死の境界が曖昧になるアニミズムを励起し脳内の古代人的思考回路を回復させると語る。中沢新一は後期ハイデガーに生物学を配合したような説を文学の皮を被せて唱えていてハマると面白い。俵万智はダメ出しされてる。そら豆=クリトリス説など独自の思いつきは流石。

  • 中沢は、意味の島々の間の無の海に橋をかけ陸地化するのではなく、その海を舟でたゆたいながらつなげていくような流動的なコミュニケーションこそが、現代の行き詰った時代を切り開く道であると述べ、それに対し小澤はその舟こそが俳句における「定型」であると応える。
    小澤の言うように「定型」が舟だとすれば、島の間に広がる「海」こそが俳句の「無意識」の領域だとは言えないだろうか。(田島健一)

  • 兜太は肌にあわない。だからほとんど読んでいない。中沢新一に私淑しています。そういうとらえ方があるのか、と納得させる論法、「いま、兜太は」でも読んでみるか、蜂飼耳が読みたいし。 

  • 2017/03/27:読了
     俳句の本なのか、松尾芭蕉の本なのか、アースダイバーの方法論で俳句を取り上げたのか、よくわからん本だった。
     

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著者プロフィール

中沢新一(なかざわ・しんいち)
1950年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、明治大学野生の科学研究所所長。思想家。
著書に『アースダイバー』(桑原武夫学芸賞)、『大阪アースダイバー』、『カイエ・ソバージュ』(小林秀雄賞)、『チベットのモーツァルト』(サントリー学芸賞)、『森のバロック』(読売文学賞)『哲学の東北』(斎藤緑雨賞)など多数ある。

「2018年 『精霊の王』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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