ホンモノの日本語 (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川学芸出版
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本棚登録 : 35
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044001698

作品紹介・あらすじ

日本の国語教育がうまくいったわけも、日本人が数字に強いわけも、ワープロ音声入力が日本語でまず成功したわけも、すべて日本語の特質にある! 言語学の第一人者が、日本語の美しさや機能性を、他言語と比較しながら丁寧に紹介。普通の会話レベルですら、ヨーロッパ言語の3~4カ国語分にも相当するという、日本語の奥深さや魅力を余すところなく伝える。日本語ならではの美しい表現も身につく、目から鱗の日本語講義!(角川oneテーマ21『ホンモノの日本語を話していますか?』を改題)

[内容]

第1章 知っておきたい日本語の特徴

 性格--日本人は語学の天才
 発音--コンピュータの音声入力に有利な言語
 文字--漢字・ひらがな・カタカナ・ローマ字交じりの長所
 文法1--動作と同じ順番に並ぶ日本語
 文法2--日本語だから九九が覚えられる
 単語1--新しい言葉が次々にできる理由
 単語2--日本人の性質が表れる言葉とは


第2章 日本語に表れる日本人の性質
 
 なぜ外国人に日本語を教えるのが難しいのか?
 はっきり言わない方がいい
 恩に着せるような言い方をしない
 言い訳することを潔しとしない
 言葉をどんどん省略するのはなぜか
 話しべたな方が好感を持たれる
 挨拶は丁寧すぎる方が好まれる
 ぼかした言い方をするわけ
 日本人は察しのいい民族


第3章 言葉の知識を増やす

 日本語の個性
 語源をめぐる話
 私の解釈

感想・レビュー・書評

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  • 【試し読み】方言と標準語の使い分けを2か国語と同様にするのは納得できない。褒めすぎ。少し日本語以外違う語族の言葉を学べばわかる。敬語の点には賛成だが、敬語とタメ口の違いも2か国語ほど大きくないと思う。男女別の点には賛成。言葉遣いが話者の情報を伝えるのは魅力的だ。日本語の発音ははっきりして、母音が五つしかない。そのせいで外国語の発音は日本人に難しそう。日本語にない母音を日本語のように発音しがちだ。カタカナ表記の外来語の存在も外国語が下手になる理由の一つだろうと思う。それにしても著者は本当に日本語が好きだね!

  • 痛快。ぐろーばるだ小学校から英語だとか言ってるやつには是非読んでもらいたい。日本語も満足に話せなくてなにがぐろーばるだ。

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著者プロフィール

大正2年、言語学者金田一京助の長男として東京に生まれる。昭和12年、東京帝国大学国文科を卒業。専攻は国語学。名古屋大学で助教授、東京外国語大学、上智大学で教授を歴任。東京芸術大学、ハワイ大学、在中国日本語研修センター(北京)、NHKアナウンサー養成所などで講師、玉川学園客員教授なども務め、日本ペンクラブ理事なども兼任した。著書に、『日本語』『ことばの歳時記』など多数。なかでも教科書や辞書『現代新国語辞典』他の編纂で多くの人に親しまれた日本語研究の第一人者。平成9年文化功労者に選ばれる。平成16年5月没。

「2016年 『美しい日本語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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