遊牧夫婦 はじまりの日々 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 29
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044001797

作品紹介・あらすじ

「旅の中を生き続けたい。そう思い、結婚直後に仕事はないまま、ぼくらは二人で旅に出た。」ライターを志す20代の「ぼく」は、日本での新婚生活を経験せずに、妻モトコとあてのない旅に出た。思いもつかない二人の「夫婦」と「旅」の形とは? オーストラリアでの半年間のイルカのボランティア、アマガエル色のバンで果てしないドライブ、独立2周年の東ティモール、インドネシア……。5年に及んだ夫婦の旅の1年目の記録。

【目次】

0 プロローグ

 旅の始まり、そして、オーストラリアの西端へ

1 旅立ちの前
2 シドニーのストーカー
3 イルカの来る町
4 家探し
5 実感なき結婚の日々
6 Uさんの死
7 ジンバブエから来たボランティア

 北へ

8 アマガエル色のバン
9 バンバリーでの最後の朝
10 時速八〇キロの果てしないドライブ
11 独立国「ハットリバー公国」
12 ネズミ、バッタ、サイクロン
13 ダーウィン到着
14 日本人捕虜暴動事件


 東ティモール

15 オーストラリアとの別れ
16 銃のある宿
17 ハチャメチャな国の真っ青な海
18 ジョンたちの決勝戦
19 独立二周年のディリ
20 祭りの終わり

 西ティモール、バリ、ラマレラ

21 バスで歌う幼い子ども
22 一年目の終わり
23 捕鯨の村

感想・レビュー・書評

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  • 新婚夫婦が世界を旅する。
    恐らく様々な出会いや出来事がある中からテーマが切り出され、格好をつけすぎない抑制された文体で描かれる。
    夫婦の思い出の地であるオーストラリアを起点に5年に渡る旅の最初の一年が本書に綴られている。
    続きも出ているようなので読みたい!

  • 旅の話でもあるが、ヒューマンドラマも詰め込まれている。初版から大幅に修正したとのこと、そのせいもあるかもしれないが、一歩引いた視点なのが、たいへん読みやすく筆力があるように感じた。目標としたい作品。悩む著者がちょうど今の自分と同い年で共感する部分が多く、たいへん面白かった。

  • 東北新幹線で読了。
    もう少し旅レポが充実してれば良かったのにな。

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著者プロフィール

近藤雄生(こんどう・ゆうき)
1976年東京都生まれ。東京大学工学部卒業、同大学院修了。2003年、自身の吃音をきっかけの一つとして、結婚直後に妻とともに日本を発つ。オーストラリア、東南アジア、中国、ユーラシア大陸で、約5年半の間、旅・定住を繰り返しながら月刊誌や週刊誌にルポルタージュなどを寄稿。2008年に帰国。大谷大学/京都造形芸術大学非常勤講師、理系ライター集団「チーム・パスカル」メンバー。
主な著書に『遊牧夫婦』(ミシマ社/角川文庫)、『旅に出よう 世界にはいろんな生き方があふれている』(岩波ジュニア新書)、
『吃音 伝えられないもどかしさ』(新潮社)などがある。

「2020年 『まだ見ぬあの地へ 旅すること、書くこと、生きること』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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