わかる仏教史 (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044001810

作品紹介・あらすじ

上座部か大乗か、出家か在家か、
実在論か唯名論か、顕教か密教か――。
ひとくちに仏教といっても、その内実はさまざま。
国と時代を超えて広められた仏の教えは
いかに枝分かれし、豊かな思想の森をつくりあげたのか。
インドに花開いたブッダの思想が中国において整理され、
やがて日本に根づくまでをインド哲学の第一人者が徹底解説。
空海、法然、親鸞ら国内の名僧も簡潔に位置づけ、
流れがわかって疑問が解ける仏教入門の決定版!


■ 目 次

 はじめに

I 仏教誕生

 1.仏教が生まれたころ
 2.ゴータマ・ブッダの生涯
 3.ゴータマ・ブッダの仏教

II 初期仏教

III 部派仏教

IV 大乘仏教

 1.初期大乘仏教
 2.中期大乘仏教
 3.大乘仏教の哲学
 4.密教と後期大乘仏教

V チベット仏教

VI 中国仏教

 1.仏教の伝来
 2.南北朝時代の仏教
 3.隨唐時代の仏教
 4.宋代以後の仏教

VII 日本仏教

 1.はじめのころ
 2.平安仏教
 3.鎌倉仏教
 4.室町時代から安土桃山時代の仏教
 5.江戸時代の仏教

おわりに
参考文献

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  • I 仏教誕生

     1.仏教が生まれたころ
    輪廻思想の流行
    解脱へのあこがれ
    出家の出現
     2.ゴータマ・ブッダの生涯
    試行錯誤の6年間の修行
    目覚めた人(ブッダ)
    説法を始めるー大いなる海へ
    完全な涅槃に入るー大いなる死

     3.ゴータマ・ブッダの仏教
    中道という立場
    四聖諦と縁起説
    無常と非我
    仏法僧
    出家の戒律
    II 初期仏教
    ギリシャ文化との融合
    過去仏と未来仏の信仰

    III 部派仏教

    IV 大乘仏教

     1.初期大乘仏教
     2.中期大乘仏教
     3.大乘仏教の哲学
     4.密教と後期大乘仏教

    V チベット仏教

    VI 中国仏教

     1.仏教の伝来
     2.南北朝時代の仏教
     3.隨唐時代の仏教
     4.宋代以後の仏教

    VII 日本仏教

     1.はじめのころ
     2.平安仏教
     3.鎌倉仏教
     4.室町時代から安土桃山時代の仏教
     5.江戸時代の仏教

  • 社会階層や国家の在り方、ヒンドゥー教やギリシャ思想との交流から仏教の発展が描かれている部分は、仏教の専門家が書いたものとは異なる明解さがあり「わかる」ものになっている。
    単行本から10年以上経って、文庫においての改稿もなされているのに、日蓮が殺されそうになった土地が、龍ノ口でなく滝の口となっているのはなぜなのか。(ほかのレビューを見ると親鸞についても疑問が呈されていた)。「わかる本」あるあるなのかもしれないが、日本についての記述は注意が必要かもしれない。

  • 配置場所:摂枚文庫本
    請求記号:182||M
    資料ID:95170710

  • 17/06/12。

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著者プロフィール

1948年生まれ。東京大学で博士(文学)号を取得。
現在、國學院大學名誉教授。
著作に、『インド哲学七つの難問』(講談社選書メチエ)、『仏教誕生』(講談社学術文庫)、『仏教かく始まりき パーリ仏典『大品』を読む』『インド哲学の教室』(春秋社)、『わかる仏教史』『ブッダが考えたこと』(角川ソフィア文庫)、『勝宗十句義論』(臨川書店)、『新訳 ミリンダ王の問い』『インド哲学教室1 インドの死生哲学』『[全訳]念処経』(花伝社)など。

「2023年 『インド哲学教室2 インドの唯名論・実在論哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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