欲望会議 「超」ポリコレ宣言

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本棚登録 : 152
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044002121

作品紹介・あらすじ

ゾーニング、炎上、MeToo、ポリコレ……欲望をめぐる様々なテーマを、AV監督と哲学者と現代美術家が語りつくす。「オーガズムはポストトゥルース」「人間のエロさは滅びません」…至言も飛び出す異色の鼎談。

感想・レビュー・書評

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  • ポリティカル・コレクトネス、正しさを銘打ったゾーニングが私たち人間の無意識を蝕んでいる!?
    正しさの埒外に欲望は息づいている。

  • 課題本でなかったら手に取らなかった、読み進めなかったタイプの本。読んでみると、案外納得できるところ、共感できるところもあり、一方で共感できないところ、反発を覚える箇所もあり哲学書のようだった。喰わず嫌いは良くない。普段手に取らない本、読み始めて合わないかもと思った本も、読んでみたら非常に面白いという経験をした。

  • 武蔵野大学図書館OPACへ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000153094

  • ツイッターで絶対正義だと思われる誰かの傷を借りて誰かに怒っていた自分がとても虚しく、そしてこれを読み終わったあと、自分には傷がなく、誰かに語るような物語もないから余計虚しくなりそうだった
    でもこれから生きて、本当に傷ついて自分と向き合おうとポジティブに捉えてる

    ・否定なき肯定は危険である
    ・身体的テクスト
    ・閉じこもる

  • 著者ら3人のファンで、普段から著者らの本やTwitter、記事などを追いかけていたからか、私にとって衝撃的な発見はなかった。
    千葉さんの文章が好きで、すらすらと読めて楽しかった。

  • 二村の映画評に共感する点多し。シェイプオブウォーターの半魚人との性行は世にあるようなマイノリティを越えた恋愛であるはずはない。ポリコレに含有されているファッショを開き直って明言してくれて溜飲が下がると同時に表現の危機をも孕んでいることは確かだ。

  • とても良い本だった。

    コンプライアンス至上の現代で感じる、正しいけれども閉塞感がある状況を、的確に言語化しており、未来を考えることができるようになる本だと感じた。

    開沼博さんの漂白される社会を数年前に読んだ時に、現代社会と日本の未来は絶望だな、と思ったけど、この本を読んで気持ちを立て直すことができた。

    印象に残ったのは同性婚な法制化に関する議論。俺は割と何でもかんでも政府が担保するのがリベラルで良いと思ってたけど、そういうことでも無いということが分かり啓蒙された感じ。

    何にせよ良い本。

  • 私には非常に難解でしたが、ところどころ気になるところがありました。 グローバル資本主義の世の中は、交換可能なものばかり。でも、そこに交換不可能なものがあると認めることの大事さ。 心の傷は共感することはできるが、あくまでも、自分のものなのか、他者のものなのか、はっきりさせる。 「普遍的な正しさだけを求めようとすると結果的に、より陰湿な暴力が生まれる。誰にも共感されえない固有の秘密や無意識を、人間は持つ必要がある。」 最後に二村さんの言葉を引用して終わりとする。

  • もう一度ゆっくり読まねばならないと思うくらい、グサグサくる言葉がそこかしこにあった。雑談にも近い対談形式でしかない疾走感というか、話題の移り変わりが面白い。言葉に出来なかった思想をここまで言語化してくれるとむしろ気持ちいい。

  • サクサク読めてザクザクくる本。
    「性的欲望」を根底に、一つの章の中だけでも様々な論点が散りばめられている。
    自分には馴染みのない問題について話していたと思いきや、急に自分の心をサクッとえぐってくる発言があったりして、ジェットコースター感ありました。
    現代の生・性を捉える一助としても、知的エンタメとしても優れている本だと感じました。

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著者プロフィール

千葉雅也(ちば まさや)
1978年、栃木県生まれの研究者。専攻は哲学、表象文化論。立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授。代表作に2013年第4回紀伊國屋じんぶん大賞受賞作『動きすぎてはいけない』、ベストセラーになった『勉強の哲学』などがある。『アメリカ紀行』などエッセイも執筆。『新潮』2019年9月号に、初小説「デッドライン」を掲載。

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