熊を夢見る

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044002435

作品紹介・あらすじ

詩的空間の原型としてのサーカス、
アニミズムという対称性の思考、日本の芸能を貫くラディカルさ──。

詩とアニミズムの新たな沃野へ
人類学者・中沢新一、最新論集!


熊を夢見ることによって、人は時間と空間を抜け出た
「どこにもない場所」に出て行くのである。
そこでは人と動物がつながりあうばかりではなく、
森羅万象のいっさいが縁起の理法によって影響を及ぼしあっている。
神話的思考のすべてがそこから発生した。 ──「序」より


【目次】

* 私の収穫
* 空間のポエティクス
* サーカス/動物
* 対称性の思考としてのアニミズム
* 神話と構造
* 東京どんぶらこ
* 日本の芸能
* 書物のオデッセイ

感想・レビュー・書評

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  • あちら側の世界について、左脳的な思考で辿り着こうとしている印象。
    自然と人間が渾然一体となった世界を根底として世を眺めることの重要さを認識した。

  • 「虎山に入る」の方が面白い。日本に関するエッセイが多数。寺山修司や俳句から古代人の思考を辿る。人間と動物の差がなくなる世界を描いているがこれって死の世界では?

  • ハンターは獲物の死に衝撃を感じずにはいられないから病んでいる人が多い、という話が興味深かった。熊は何故怖いんだろう。人に似ているからか。

  • 吉本の評論においての、死と笑いの関係は、笑ってはいけないからドキュメンタルに続く松本人志の活動の根本を言い当てているような気がする。そして、寺山修司の落書き学に関しての評論では、高橋源一郎が気づいたtwitterの集合意識が詩そのものであるということに対しての裏付けとなっているような気がする。ってか、本当に刺激になる本で、これはキュレーションのちからであることが大きいと思う。この表紙の感じからして。編集の力、パッケージングもメディアであるということが表紙の美しさも含めてすごく感じられました。書籍メディアへの愛。

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著者プロフィール

1950年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。京都大学特任教授、秋田公立美術大学客員教授。人類学者。著書に『増補改訂 アースダイバー』(桑原武夫賞)、『カイエ・ソバージュ』(小林秀雄賞)、『チベットのモーツァルト』(サントリー学芸賞)、『森のバロック』(読売文学賞)、『哲学の東北』(斎藤緑雨賞)など多数。

「2023年 『岡潔の教育論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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