平安ガールフレンズ

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 198
感想 : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044002510

作品紹介・あらすじ

「人が眉毛を抜くときの顔ってなんともいえないよね」と日常を切り取る天才だった清少納言は、歌道の家に生まれ、「私はあえて歌なんか詠まない」と宣言し、随筆で結果を残したロックな女だった――。
 『枕草子』の清少納言、『紫式部日記』の紫式部、『和泉式部日記』の和泉式部、『蜻蛉日記』の藤原道綱母、『更級日記』の菅原孝標女。今から1000年以上前に生きた女性たちは、一体どんな悩みを抱え、どのような恋愛をし、いかなる人生を送ったのだろう? 日記や随筆などの作品を読み解けば、彼女たちの性格が手にとるように見えてくる!

感想・レビュー・書評

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  • なかなか読む機会もない平安の文学作品、恥ずかしながらこの歳になって内容を詳しく知りました。
    今も昔も女性の感情は全く変わっていない。
    面白い解説で楽しめました!

  • 1000年以上昔に生きた女性たちが残した書物から、その人の性格や人生を酒井さんが書く。面白かった。はるか昔から人間は嫉妬したり悪口を言うのは変わってないんだなぁという印象。難しそうだから古典はほとんど読まないけど、この本を読んで面白そう、読んでみたいと思った。

  • 酒井さんの筆が生き生きしているのが感じられます。
    酒井さんは清少納言派だそうで。
    多分自分は紫式部派だなと思いました。

    平安の5人の女性、読んでいくと誰かしらにちょっと思い入れが出来るかも。
    紫式部派ですけど更級日記、読んでみたいと思いました。

  • 「書くこと」の浄化作用みたいなものを、酒井さんの指摘で改めて気付かされる。
    御前にて人々ともの箇所に書かれている清少納言の紙への飢餓感…
    紙や筆記用具が豊富にある今、ピンと来ていなかったけれど
    やっぱり紙に書いてスッキリできることってあるし、ありがたいことなんだなぁ。
    とかなんとか思っているうちに色々な切り口から親しみが湧いてくる一冊でした。

  • 古典に苦手意識を持つ女子高校生に、足がかりにするためによさそう!

    私はもう30代折り返し地点ではありますが、学生時代に出会えていれば国語が嫌いにならなかったかも…と思いました。

  • 古典文学にもっと触れたいけどハードル高いなと思ってた中、軽く読めそうだったので購入。

    平安時代に生きる、清少納言、紫式部、藤原道綱母、菅原孝標女、和泉式部の人となりや人生を分かりやすく、現代に生きてる友達のように解説してる本。
    筆者は清少納言と友達になりたいようなので、どうしても清少納言贔屓ぽいところが垣間見えますが、、友達になるなら誰だろう!?と考えたとき、そこもまた人間らしくて面白いかなと思います。
    ところでみなさん1000年後まで自分の日記がまさか公開されてるなんて思いませんよね…笑

    ちなみに本書を読んでみて感じた印象は下記ですね。

    清少納言(陽キャ)、紫式部(隠キャ)、藤原道綱母(メンヘラ)、菅原孝標女(オタク)、和泉式部(恋愛体質)

    藤原道綱母の気持ちが死ぬほどわかる……
    落ち込むことがあるとすぐ死にたいと思うさまは現代のメンヘラとそう変わりはないなと思いました。全てはメンヘラにさせる男が悪い笑
    蜻蛉日記読もうと思いました。
    和泉式部日記も購入してるので、読むのが楽しみです。やっぱり自分で読んで判断したい。

    あと豊饒の海、春の雪を今読んでるのですがまさかのネタバレされてしまった……!

  • ダメだ、職業柄、全部知ってた・・・
    そりゃそうだよね。
    これは古典に興味を持ってもらうための
    導入剤みたいなもんだしね。
    この本が面白いか否かではなく、
    読む私が合ってない。
    すみません。

  • 教科書にだって登場し
    歴史に名を遺したはずの5人の女性。
    でも、清少納言も紫式部も
    本当の名前は不明・・なんてこった。

    そんな平安時代の女子は
    それでも女で女の子で
    みんなそれなりにちゃんと頑固だし気が強い。

    「モテ自慢」とか「SNS」とか
    言葉のチョイスがわかりやすくて読みやすい古典エッセイでした。

    清少納言は私も好き。
    でも、紫式部はあんまり・・・
    という思いが酒井さんの書いてることに
    どんどん調子に乗ってきて
    紫式部がだいぶヤな奴に思えてきた。

    まぁ、好みの問題と言うことはわかっているし
    向こうも多分私のことは嫌いだろう(笑)

  • 久しぶりにこの手のものを。
    卒業してから中古文学から少し離れ気味だったから、酒井さんのエッセイで軽く読み始める。


    清少納言は、彼女の良い所も悪い所も全て丸め込んで好き。
    好きだからこそ、酒井さんと清少納言に感じてる異なる点も多々ある。
    心の中で「そんなことないから…」と清少納言が好きすぎるあまり勝手に庇う私がいたり(笑)

    紫式部は、「同族嫌悪か?」と思っていたけどもしかして違うかも……?
    清少納言に強い意識を持っていたんだろうなと改めて感じた。

    菅原孝標女は、「物語を読みたい!」って思いが本当に溢れ過ぎてるなぁ。
    と読んでいて、くすくす。なんだから心地良かった。

    和泉式部は、興味はあったものの全く触れたことがなかっただけにかわいらしくて、これを機に和泉式部日記読んでみようかな。


    自分自身の好きが溢れて、再認識できた一冊。
    たまには国文学資料館に行って、読みたい文献・論文を探したいな。

  • きっとあの人とは友だちになれる。

    酒井順子らしい。清少納言、紫式部、藤原道綱母、菅原孝標女、和泉式部の5人について、その為人をまるで友人の話をするように語っている。清少納言が一番気が合いそうな感じか。紫式部の「生きづらい人」という評価に納得。皆、平安時代の人物だが、現代でも身近にいそうな人物であり、身の回りで似ている人を探したくなった。関わりたいかどうかは別として。

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著者プロフィール

1966年東京生まれ。2003年、『負け犬の遠吠え』で婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞を受賞。『オリーブの罠』『子の無い人生』『男尊女子』『百年の女 「婦人公論」が見た大正、昭和、平成』『家族終了』『平安ガールフレンズ』『ガラスの50代』など著書多数。

「2021年 『次の人、どうぞ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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