張学良秘史 六人の女傑と革命、そして愛 (角川ソフィア文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044002794

作品紹介・あらすじ

戦争と革命という大状況をも左右した愛。 
 歴史を変えた将軍と女傑たちの物語が、現代に甦る。

半藤一利氏(作家)
「20世紀、戦争と革命の歴史のなかに、温かな情が交わされていた。張学良の秘史は、世界が緊張関係にある現在にこそ活きるだろう。本書の刊行も、歴史的事件だ」

山田洋次氏(映画監督)
「波瀾万丈の人生とはこの人のための言葉だろう。動乱の20世紀を生き抜いた風雲児張学良は『戦争は人間のすることではない』と言い切った紳士だった」

 秘めた愛は、歴史の波濤を漂った――。
 1901年。軍閥・張作霖の長男として生まれ、2001年百歳で世を去った張学良。20世紀中国の歴史をそのまま背負って生きた男である。
生前の張学良に取材した著者に、彼はこう切り出した。「あなたには、私と女性のことを話しましょう」
蒋介石夫人・宋美齢、ムッソリーニ令嬢・エディ、幽閉時代を支えた妻と秘書に最高の女友達……。
 戦争と革命という大状況をも左右した愛があった。 

感想・レビュー・書評

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  • 北伐〜民国の時代に東北王となった張作霖の息子、張学良が直接著者に語った彼と交友した女性たちの話をさらに裏付けながら一冊にまとめたもの。

    東北王の長子として期待を一身に受けながら成長したものの、日本の味方をしながら勢力を強めていた父・張作霖はその日本軍により鉄道爆破で暗殺され、その後も蒋介石により無抵抗で東北を明け渡し、更には西安事件によりその後の人生のほとんどを拘束され自由を奪われたままの生活を余儀なくされる…。
    その波乱に満ちた人生を六人の女性の話を中心に紹介していく。

    祖国のためを思って起こした兵諌・西安事件で、結局政治生命を失ってしまったのだが、その蒋介石の執拗なまでの恨みを見ていると例えば今共産党が勝利した中国ではなく、中華民国のままだった場合、本当に今の台湾のようになっていたのかなぁ…と想像してしまう。

    彼を愛したさまざまな女性が一様にして彼に尽くし、尽くしてはいてもきちんと自分の納得のいく人生が送れていた事に安堵を覚えるとともに、自分の生き方もままならないというか、情勢や選択で一つ間違えば人生が大きく変わってしまう(最悪命まで!)時代にたくましく生きた彼らに敬意を表さずにはいられない。

  • 東2法経図・6F開架:289.2A/Z3t//K

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著者プロフィール

(とみなが・たかこ)1931(昭和6)年山口市生まれ。昭和18年から同22年まで大連市に住む。同年、引揚。昭和30年早稲田大学第一文学部卒業。雑誌記者を経て昭和33年日本教育テレビ(現・テレビ朝日)入社。同37年退社後、テレビ局を中心に広報、企画構成に参画。現在文筆家。1986年に発表した『大連・空白の六百日‐‐戦後、そこで何が起ったか』(新評論)は、マスコミ40紙誌の書評で、澤地久枝氏はじめ、各氏から絶賛された。他書に『深海からの声‐Uボート234号と友永英夫海軍技術中佐』(新評論)ほか。

「2017年 『張学良秘史 六人の女傑と革命、そして愛』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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