虞美人草 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044002848

作品紹介・あらすじ

美しく聡明だが、我が強く、徳義心に欠ける藤尾には、亡き父が決めた許嫁・宗近がいた。しかし藤尾は宗近ではなく、天皇陛下から銀時計を下賜されるほどの俊才で詩人の小野に心を寄せていた。京都の恩師の娘で清楚な小夜子という許嫁がありながら、藤尾に惹かれる小野。藤尾の異母兄・甲野を思う宗近の妹・糸子。複雑に絡む6人の思いが錯綜するなか、小野が出した答えとは……。漱石文学の転換点となる初の悲劇作品。

【目 次】

虞美人草

注釈
解説 佐古純一郎
新版解説 小森陽一
文献抄
年譜

感想・レビュー・書評

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  • 明治時代の知識層における、男女六人の恋模様。
    好いた惚れたがテーマの割に、当事者間の会話が全体の1割にも満たないが、これが当時想像し得る、男女関係の限界だったのか。
    高等遊民の男性達の、清々しいまでの自分本位っぷりが笑える。
    教育を受けた女性が、ちらほら出現していた頃と思われ、そしてそういう女性が、煙たがられていた時代だったんだろう。藤尾の扱いがあんまりである。

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著者プロフィール

明治、大正時代の小説家、英文学者。1867年、江戸(東京都)に生まれる。愛媛県松山で教師をしたのち、イギリスに留学。帰国後、執筆活動を始める。『吾輩は猫である』『三四郎』『こころ』など作品多数。

「2017年 『坊っちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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