- KADOKAWA (2017年8月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784044002886
作品紹介・あらすじ
「来るべき『世界文化』なるものに対して、われら東洋民族の一員として、それは大いに貢献すべきものをもっておる」--。
アメリカ、イギリスの諸大学で教鞭を執り、直に西洋思想にふれた大拙だからこそ看破できた東洋思想の優れた特性。曰く「世界の至宝」が、二分性の上に成り立つ西洋思想の不備を補い、互いに補完し合うことで、真の世界思想を可能にする。
帰国後に執筆され、大拙自ら「近来自分が到着した思想を代表するもの」という論文、十四編すべてを掲載。大拙思想を最もよく表す最晩年の論文集。
解説・中村元/安藤礼二
みんなの感想まとめ
テーマは、東洋と西洋の思想の違いを探求し、両者が補完し合う可能性を示唆しています。著者は、東洋思想の特性を通じて、西洋の二分性に対する批判を展開し、より豊かな世界文化の形成に寄与することができると主張...
感想・レビュー・書評
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西洋は二分性、排他、主我
行住坐臥、応対折衝、出処進退の禅
尽くすという努力の極み
二分性は自分を否定して、自分に還ってくる
入不二法門
花見る時花も私見ている、一方向きは成り立たない
独座大雄峰、天上天下唯我独尊、すべてを拝み倒す
神は万物を造った、神は誰が造った?考えるの無駄
直指、一瞬も許さぬ理解、陽明学の知行合一
矛盾することを同時にして、理論から感性の世界へ
理性ではなく、感情、意志、気分、情緒、価値観
心が動く、好き嫌い感じる、やってみたいと願う、感動する、共感するなど、胸の奥の衝動や情緒の働き
詩のように生きる、美
生活に重きを置き、霊性品性を高めること
無心、無念を体得する必要がある
一般世界、自己に対し、日々平和な心持ちでいること
禅者は絶対的肯定と否定があり、どっちか決めてない
否定でも肯定でもない、挨拶、このまま受け取る
禅の姿勢、結跏趺坐、呼吸を数えると
禅とは自分自身の奥の奥にあるものを体得すること詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
禅についてのエッセイがたくさん詰まった本。雲を掴むような、分かるような分からないようなふわっとした話が続く。
単語も難しいし、途中までは読了が厳しいかと思った。でも、読み進めるとなんとなく言わんとすることが腑に落ちるようになってくる。「妙」が何なのかは最後までよく分からなかったけれど。そこが「妙」の「妙」らしさなのかな。
ところどころに出てくる、熱い想いの迸る文章にぐっときた。特に、近々できるであろう「世界文化」について、そのあるべき姿を語るところ。鈴木博士が現代の日本や世界を見たら何を思うのか気になるなあ。 -
英米の諸大学で教鞭をとり、直に西洋思想に触れた著者だからこそ看破できた東洋思想の優れた特性。
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難しい文章であるが、西洋と東洋という括りで区分した場合の考え方の違いや東洋的なものの良さをうまく表しているのは感じられた。
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コトバがほとんど心に入ってこなかった。ーー目の前に広がる大自然に無感情に佇む自分。大自然に囲まれて空気美味しいはず、、、心癒されるはず、、、という思い込みが頭にあるものの、身体がほとんど反応しない状態のようだ。彼の著作に直接触れる前に、彼の教えについての初級者向けコンテンツから入ろうと思った。
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東洋思想の「不二」について書かれた一冊です。本の紹介文から気になった方はぜひ読んでください。(じん)
「「来るべき『世界文化』なるものに対して、われら東洋民族の一員として、それは大いに貢献すべきものをもっておる」--。アメリカ、イギリスの諸大学で教鞭を執り、直に西洋思想にふれた大拙だからこそ看破できた東洋思想の優れた特性。曰く「世界の至宝」が、二分性の上に成り立つ西洋思想の不備を補い、互いに補完し合うことで、真の世界思想を可能にする。」 -
西洋思想は二分すなわち分けられるからモノゴトを考えられると考えるのとは違い、東洋思想では不二性つまり分けられない、考えられないことを考えている(と感じている)と説く。前者では抽象的な思索が発達するが、後者は生活から離れずに考えるという特徴がある。また東洋思想は「論理的に絶対矛盾の形式で表現」、「何事も『そのまま』に肯定」という特徴がある。さらに「胸に万巻の書を収めておかぬと本当の絵はかけぬ」と言う。そして「美」は霊的要素から飛び出したものであり、情意の世界は詩であり人間の動きそのものの画、文字を美しいとする。
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二分する前の無。言葉になる前の無意識。妙。母性。生命的。ぼやーっとしたイメージを感覚で捉えられた気はするけど、ちょっとした興味から手に取ったので、ちゃんと理解するのはむずかしい。この本で 絶対矛盾の自己同一 ということばを知りました。
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著者プロフィール
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