- KADOKAWA (2011年12月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784044003029
作品紹介・あらすじ
豊臣秀吉の頭脳として、「二兵衛」と並び称される二人の名軍師がいた。野心家の心と世捨て人の心を併せ持つ竹中半兵衛、己の志を貫きまっすぐに生きようとする黒田官兵衛。混迷の現代に共感を呼ぶ長編歴史小説。
みんなの感想まとめ
歴史と人間ドラマが交錯する物語では、豊臣秀吉の名軍師、竹中半兵衛と黒田官兵衛の生き様が描かれています。彼らの出会いや戦略、そして信長や秀吉の人物像が丁寧に描写され、史実と創作の境界が曖昧な中で、読者は...
感想・レビュー・書評
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黒田官兵衛と竹中半兵衛の生き様を語った物語。
どこまでが史実でどこまでが創作なのかわかりませんが(笑)、豊臣秀吉の軍師として仕えた二人の生き様を知ることが出来ました。
この手の歴史小説でいつも思うのは、学生時代にもっと日本史を勉強しとけばよかったということ(笑)
上巻です。
竹中半兵衛と若き黒田官兵衛の出会い、さらには半兵衛と秀吉の出会いが語られます。
そして、戦と半兵衛が繰り出す様々な智略。
さらに信長、秀吉の性格、人物像が語られています。
信長の狂気、秀吉の人物掌握術。
上巻の後半から面白くなっていきます。
黒田家が織田につくかどうかの内紛。
上巻のクライマックスは、なんといっても、謀反した村重を説得しにいき、有岡城の地下牢に幽閉されてしまった官兵衛のサバイバル。
官兵衛も裏切ったと思われ、人質だった官兵衛の子供を殺せと命じた信長。
しかし、官兵衛を信じて、その子供を匿った半兵衛。
二人の友情を超えた関係がしびれます。
どうなるっどうなるって下巻に続きます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
知恵も武力なり、軍師としての力量は智慧と度胸が必須だ。文中にある「世に智慧者ほど恐ろしいものは無い」など戦略戦術は智慧ある者に勝利をもたらした。竹中半兵衛は病魔の犯されながら真剣に人を読み行動した。上に立つものは人愛と寛容の心が必須だと言い遺した。気になる言葉:「死を恐れていては、何事もなりますまい。誰もが尻込みする大仕事を成し遂げたとき、得難い信用と地位を手にすることになる」(リスクと挑戦)
「弱者が知恵を駆逐して、強者を打ち破るところに兵法の面白さがある」(智慧と度胸)
「天の時、地の利、人の和」(人の徳)
「世に智慧者ほど恐ろしいものは無いという」(戦略・軍師を持つ)
「人に徳ありと思わせる努力を、仁愛なき大将は人の信望を失う」(人徳と寛容の心) -
軍師の門 上下 氷坂雅志
豊臣秀吉の頭脳として、「二兵衛」と並び称される二人の名軍師、竹中半兵衛と黒田官兵衛の話。
「黒牢城」を読んだ後、黒田官兵衛に興味を持って読んでみました。
城攻めの攻略方法は、現代のビジネスにも活用できそう。脳ある鷹は爪を隠す、知恵があるが上に秀吉に重宝されるも、逆心を恐れられ、厚遇されない。なんともやるせない話でした。 -
戦国武将や大名好きからしたら軍師のツートップである黒田官兵衛と竹中半兵衛。
火坂雅志さんの作品がいちいち面白くて、ちょっと悔しい感覚すら覚える。
最初は左近と業政駈けるだけ読もうと思ってたのにいちいち面白くてじわじわと火坂さん作品を読み進めてしまってます。
いまさら黒田官兵衛という感情もありながらも軍師の門読みました。
こちら上巻では黒田官兵衛と竹中半兵衛との出会いや官兵衛の苦悩や苦労、成長などが描かれています。
普通に面白いです。
火坂雅志さんの他作品(全宗や墨染の鎧、臥竜の天など)を読んでいる為、他作品の主人公が出てくると、おっ、とテンションが上がってしまいますね。
2021/5 -
長編上巻。戦国物の面白みは、著者によって若干史実がブレてしまうところ。何が史実なのかは測れないが、そこに面白みがあるように思える。熱く若い、動な小寺官兵衛と冷静沈着な竹中半兵衛の対比が極めて興味深い。
「悪くなれ」の半兵衛の一言は重たく、強い。世の中を渡っていくには信義だけでは難しいものがあるという現実を突きつけられた官兵衛が、当初は間違っていると半兵衛を見損なうものの、歳を重ねるうちに信義と智略というものを確固たるものにしていきつつあるのが上巻。下巻ではどうなるのか読後感はわくわくさせるものがある。 -
「軍師の門(上)」火坂雅志著、角川文庫、2011.12.25
479p ¥740 C0193 (2026.03.17読了)(2013.09.27購入)
竹中半兵衛と黒田官兵衛の物語です。いずれも、秀吉の軍師ですので、NHK大河ドラマ『豊臣兄弟』の予習のために読みました。
2014年の『軍師官兵衛』のときに読むつもりだったのですが、読めずに積読になっていたのを引っ張り出しました。
前半は、半兵衛の物語です。後半に官兵衛も出てきますが、荒木村重の説得のために有岡城に乗り込んで幽閉されてしまいます。半兵衛は、秀吉の三木城攻めの最中に病死してしまいます。従って、下巻は、官兵衛と秀吉の物語になってしまうのでしょうね。
随所に、小一郎秀長も出てきます。
【目次】
第一章 城盗り
第二章 虚と実
第三章 夏椿
第四章 浅井攻め
第五章 湖国の城
第六章 軍師の条件
第七章 風は西へ
第八章 美濃柿
第九章 危機
第十章 心の鬼
第十一章 岐れ道
☆関連図書(既読)
「図説豊臣秀長」河内将芳著、戎光祥出版、2025.05.20
「羽柴秀長 秀吉の天下を支えた弟」柴裕之著、角川選書、2025.09.05
「秀吉 上」堺屋太一著、日本放送出版協会、1995.12.21
「秀吉 中」堺屋太一著、日本放送出版協会、1996.04.30
「秀吉 下」堺屋太一著、日本放送出版協会、1996.10.12
「豊臣秀長 上」堺屋太一著、文春文庫、1993.04.10
「豊臣秀長 下」堺屋太一著、文春文庫、1993.04.10
☆火坂雅志さんの本(既読)
「天地人 上」火坂雅志著、NHK出版、2006.09.25
「天地人 下」火坂雅志著、NHK出版、2006.09.25
「「天地人」を歩く」火坂雅志著、祥伝社、2008.09.15
「直江兼続の義と愛」火坂雅志著、NHK出版、2008.11.15
「真田三代(上)」火坂雅志著、文春文庫、2014.11.10
「真田三代(下)」火坂雅志著、文春文庫、2014.11.10
「天下 家康伝(上)」火坂雅志著、日本経済新聞出版社、2015.04.24
「天下 家康伝(下)」火坂雅志著、日本経済新聞出版社、2015.04.24
(「BOOK」データベースより)amazon
戦国乱世、豊臣秀吉の頭脳として、のちに「二兵衛」と称される二人の名軍師がいた。野望を内に秘め、おのが才知で天下に名を残そうとする竹中半兵衛。小寺家の行く末を織田信長に託す決意をし、軍師としての生き様を模索する小寺(黒田)官兵衛。毛利攻略を機に秀吉の下へ集い、いつしか「義」という絆で結ばれていく二人。しかし三木城攻めの渦中、謀反の荒木村重を説得に赴いた官兵衛は、有岡城地下牢に幽閉されてしまう。 -
黒田官兵衛と竹中半兵衛、ともに豊臣秀吉のニ兵衛と称された二人の名軍師を描く。
物語は黒田官兵衛を中心に進んでいく。竹中半兵衛は、官兵衛に乱世を生き抜こうとするならば悪者にならなければならないと教える。
いつしか二人は友と呼ぶようになるが、官兵衛が有岡城に囚われの身となっているとき、竹中半兵衛は官兵衛に心をよせながら世を去る超えてになる。 -
別物なのだが、どうしてもNHK大河ドラマと重ねてしまう。
それぞれの良さがあって面白いのだが。
上巻は竹中半兵衛の死まで。
後半の展開に期待。 -
淡々と叙述が進むためか、あれよあれよと、時間(時代)の進むのが早く感じる。
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■豊臣秀吉の2人の軍師、竹中半兵衛と黒田官兵衛の物語。
■2011年12月初版、2022年9月第15版。11年かけて14回版を重ねているので、およそ1年に1回重版出来となっている計算。細々と売れ続けている。
■装丁は曽我蕭白の獅子虎図屏風の右隻の唐獅子。実は蝶に驚いて吠えている。この絵と内容が一致しているのか、読者の想像を掻き立てる。
■この上巻は竹中半兵衛の活躍が光る。軍師の策謀は常に歴史の荒波の下に隠れてしまい、将の手柄となってしまう。豊臣秀吉の手柄話のうちどこまでが半兵衛の献策によるものか、想像するだけでも楽しい。
■火坂流なのかわからないが、歴史の教訓というのはあまりなくて、ストーリー性が重視されている印象。 -
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黒田官兵衛が主人公の小説。非常に面白かった。
正直、大河ドラマも見ていなかったし、竹中半兵衛とどっちがどっちで、誰の家臣かも覚えていなかった。
ただ、読み始めたら、面白くてページをめくる手が止まらなくなった。
歴史ものなので、仕方がないが、人名がわかりづらい。あと地名から何処なのかがぱっとはわからなかったので、これは自分の問題だけど、ある程度読み飛ばしてしまった。
晩年、秀吉との仲が冷めた後、巻き返しも失敗してしまうが、でも、この時代を生き延びたのはすごいことなんだと思う。
最後の博打の件があるので、実際の人物が小説のような人柄だったのかはわからない。 -
冷徹で、残酷で、おそろしいほど賢くて、完全無欠で、美しく優雅で、いつだって雄大で、でも触れれば刺さる研ぎ澄まされた刃のような、そんなかっこいい竹中半兵衛が見られます。
上巻は官兵衛中心というよりも、官兵衛とそれを形作った人々、という面が大きい。 -
20250914 読了
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ざっと概要を知る為用の作品という印象。
個人的には没入し辛かった。物語としてのドラマ性や情緒は無く、出来事の上辺を並べて会話させているだけ。出来事にも人物にも一切深く触れないので、何がどうなった以上のものがほとんど無い。
情報として地名や物の名前が羅列されるが、それがどんな意味を持つのか、どういうものなのかの情報が不足がち。
頭脳派を描く話なのに物事が進む時の理由や説明がおざなりで、説得力不足を感じた。
またやっと入り込めたかなという辺りですぐに章が変わるので、やや散漫な感じも。
登場人物についても、特段心に残ったものは無く…。
文章や展開に極端な欠点がある訳ではないのは良い所かと思う。
半兵衛と官兵衛について読みたかったのと、やや読むのが辛いので上巻で打ち止め。 -
読了。レビューは最終巻で。
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竹中半兵衛、黒田官兵衛の両軍師を主人公にした小説。
スピード感があっていい。その反面、少し物足りないところがあります。
長編小説じゃないし、しょうがないか。 -
秀吉に仕えた2人の名軍師、竹中半兵衝と黒田官兵衝を描く!!
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義の軍師になろうとするも、世を平和にするには「悪」になることも重要だと言われ、逡巡する心理描写を中心に黒田官兵衛が竹中半兵衛を通して大きく変わっていく様を描いています。
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著者プロフィール
火坂雅志の作品
