軍師の門 下 (角川文庫)

著者 :
  • 角川学芸出版
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レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (479ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044003036

作品紹介・あらすじ

有岡城から生還した黒田官兵衛は、竹中半兵衛の死を知ると同時に、その遺志と豊臣秀吉の軍師の座を引き継ぐ。稀代の謀略家として恐れられる一方、信義を重んじ、敵将からも信頼される官兵衛。しかし秀吉は、おのが権力が強大になればなるほど、彼を恐れ、遠ざけてゆくのだった。秀吉亡きあと、官兵衛(如水)は、はじめて自らの野望を関ヶ原に賭すが-男たちの戦国絵巻を圧倒的スケールで描く傑作歴史長編。

感想・レビュー・書評

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  • いや、面白かったのであっという間でしたよ。上下巻で3時間。最近の歴史小説のライトノベル化についてとやかくいう気も無いし、司馬遼太郎や藤沢周平と比べるのは酷だし、これはこれで力作です。しつこいけど『のぼうの城』みたいなラノベそのものの小説と比べれば、よっぽど上等だし中高生の頃に読んでたら好きな小説になっていたと思う。

  • 歴史物の小説というと、大抵はトップである大名の視点から描かれることが多いが、この作品では全編を通して将軍を智恵の面で補佐する「軍師」の立場で書かれており、主君のために粉骨砕身するも、頭がキレすぎるがゆえに野心を警戒され煙たがられてしまうなど、軍師の微妙な立場を描いているのが興味深い。

    荒木村重を信じるも裏切られ最大の危機に瀕したり、信長も秀吉ら主君が天下が目前に迫り出すとそれぞれ人が変わったように猜疑心が強くなり、野心にかられて冷静でいられなくなることに振り回されながらも折り合いをつけ成長していく官兵衛は、私が思っていた以上に正統派主人公だった。

    史実に忠実に書かれているので、日本史に詳しくなくても読みやすく、歴史小説初心者にもおすすめできる一冊だと思う。

  • 下巻はいよいよ官兵衛がその裁量をいかんなく発揮する。
    特に中国大返しの部分はあまりに緊張感があり、次々と官兵衛の手中に収まっていくような爽快感があり一気に読み進めてしまった。
    官兵衛のいう人物のダイジェスト的なものなので、ひとつひとつのエピソードはそれほど長くはない。

  • 評価は5.

    内容(BOOKデーターベース)
    有岡城から生還した黒田官兵衛は、竹中半兵衛の死を知ると同時に、その遺志と豊臣秀吉の軍師の座を引き継ぐ。稀代の謀略家として恐れられる一方、信義を重んじ、敵将からも信頼される官兵衛。しかし秀吉は、おのが権力が強大になればなるほど、彼を恐れ、遠ざけてゆくのだった。秀吉亡きあと、官兵衛(如水)は、はじめて自らの野望を関ヶ原に賭すが―男たちの戦国絵巻を圧倒的スケールで描く傑作歴史長編。

  • 秀吉に仕えた竹中半兵衛の物語
    上下を続けて読むと熱意が無くなって来た

  • 物語は竹中半兵衛の稲葉山城乗っとりから始まり、軍師の役目を黒田勘兵衛が継いでいき話は進む。表舞台からは少し身を引き軍師と言う立場から歴史を動かす二人の軍師の話。

    もちろん、黒田勘兵衛の歴史をとらえられる事と共に、秀吉もまた違った角度から見ることができ、自分のイメージを膨らませることに役立つ。

    【印象的箇所】
    秀吉の弟、秀長や利休が地方分権を唱えていたが、秀長が没っし、秀吉に世継(鶴松)ができると、秀吉も欲が出て、石田三成ら近江国出身、若手奉行集が唱える中央集権体制に傾いていく

    黒田如水、九州攻め(最後に何を思っていたのか?捨てきれない野心か)

  • 日本史の主役とも言える秀吉ではなく、その軍師である黒田官兵衛にフォーカスを置いた物語。
    特に竹中半兵衛と黒田官兵衛の2人がどのように出会い、どのように高め合ったのかが描かれていて、とても楽しく読むことができました。もっと火坂作品を読みたいと思います。

  • 秀吉の軍師、竹中半兵衝と黒田官兵衝を描く。
    下巻は官兵衝がメイン。

  • 「知」と「義」の狭間で官兵衛がどう生き、戦国末期をどう生き、どう見られたのかを描いています。秀吉亡き後官兵衛はどうしたのか。大河ドラマの原作ではないですが、予習としては十分流れを掴むことができます

  • 安定の内容。

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著者プロフィール

作家

「2017年 『左近(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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