英傑の日本史 上杉越後死闘編 (角川文庫)

著者 :
  • 角川学芸出版
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本棚登録 : 74
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044003043

作品紹介・あらすじ

自らの信念と「義」に生きた戦国のカリスマ、上杉謙信。「軍神」と称されるほどの力と才能を持ちながら、生涯を通して領土拡張や天下取りと無縁だったのはなぜか-。武田信玄を二度も破った男・村上義清、上杉景勝の窮地を救った名家老・直江兼続など、川中島から関ヶ原へ向かう乱世を駆け抜けた、個性あふれる男たちの人間ドラマに迫る!冴え渡る独自の史観で定説を打ち破り、史実の狭間に隠された戦国の本質を読み解く。

感想・レビュー・書評

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  • 上杉謙信は戦国の世をどう戦っていったのか、家臣達の生き様を紐解きながら、読み解いていく。上杉越後で家臣団をここまで体系的に書かれているのは少なく、最後まで興味深く読ませていただきました。
    血染めの感状の色部勝長、長野業正、宇佐美定満など、大好きですが、もう少し書いて欲しかったですね。

  • 前作が武田軍団だったので今回は上杉家の人々。間があいたせいか、表紙のレイアウトが今までとは変わっている。

  • 上杉謙信とその旗下列伝集。まぁ、特に何と言うことはないけど、面白かったですよ。

  • 大好きな作家さんの一人。代表作?「逆説の日本史」も大好きですがこちらの「英傑の~」シリーズは人物に焦点が当たっていてぜんぜん知らない人も出てくるのですが、歴史は一人の英傑だけでなく、流れや物語があることが認識できるのが面白い。

  • 謙信は本当に変わった武将だが、とても魅力的だ。越後統一までの道のりをもっと知りたくなった。

  • 岡左内の`金はこう使う`にはしびれます

  • 上杉謙信は謎の多い人物である。義の人であり、戦国大名にはいなかったタイプであり、なかなか理解できないからであろう。一生妻帯しなかったためか、女人説もあるくらいだ。
    しかし、興味深い人物であり、もっと知りたい人物には間違いない。

  • 2012/3/24 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
    2016/9/6〜9/9

    上杉謙信を主役にした小説は不思議と読んでいないはず。ということで、ゲームなどで見たことのある武将の名前が、上杉家中であったことが判明して、ある種感動。しかし、謙信はとことん変わった人であったみたいだ。現代に生きていたら、付き合いにくそうな感じ。そうそう、前田慶次も、最後は上杉氏に仕えてたんだな。隆慶一郎さんの一夢庵風流記をかなり昔に読んだはずなのに、すっかり忘れてた。

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著者プロフィール

1954年、名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、TBSに入社。報道局在職中の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念。独自の歴史観からテーマに斬り込む作品で多くのファンをつかむ。著書は『逆説の日本史』シリーズ(小学館)、『英傑の日本史』『動乱の日本史』シリーズ、『天皇の日本史』、『お金の日本史 和同開珎から渋沢栄一まで』『お金の日本史 近現代編』(いずれもKADOKAWA)など多数。

「2023年 『絶対に民主化しない中国の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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