- Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044003142
作品紹介・あらすじ
西上野の地侍達から盟主と仰がれた箕輪城主・長野業政。河越夜戦で逝った息子への誓いと上州侍の誇りを胸に、義の戦いへおのれの最後を賭す。度重なる武田軍の侵攻に敢然と立ち向かった気骨の生涯を描く!
業政駈ける (角川文庫)の感想・レビュー・書評
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読了。
業政駆ける / 火坂雅志
どっちだろう。
業正なのか業政なのか。
こちらの本は長野業政が主人公でございます。
マイナーだけど有名武将なのかしらね、長野業政は
上野箕輪城の城主さんです。
50歳を越え60歳近くからの物語です。
武田信玄公とやりあうお話ですが、もうお年を召しておられます。
関東なので関東管領家の上杉に従います。
よって北条ともやりあいます。
最終的には管領家上杉の名をついた上杉謙信に従いますが、
そのころにはもうお亡くなりになっておりますね。
真田三代にも直江兼続にも時同じく通づる物語ですので面白かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
箕輪城に行った後で読みました。巨大な敵に立ち向かう知恵と勇気、上野を愛する気持ちがとても伝わるお話でした。
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タイトルにも在る「駈ける」の語に違わず、疾走感さえ在る物語で、一気に読了した。
秘めた「誓い」に殉じるかのように駈け続ける老将の生き様…夢中にさせてくれるものが在る…そして、そんな様を「楽しみながら描いている」という風な、作者の呼吸も感じられる…
読後に少し力も沸くような面も在る、なかなかにお奨めな時代モノだ… -
全一巻。
天地人の作者が描く、
珍しい長野業政もの。
武田に屈しなかった小豪族、長野業政を
民を愛する熱い漢として描く今作。
後の剣聖・上泉秀綱らと共に
反骨を貫いた姿に胸が躍る。
気持ちがいい物語だけど、
肝心の武田戦がそれほど盛り上がらず、
後半は若干尻すぼみになっちゃった印象を受けた。
おもしろかったし、まとまってたけど
もうちょい演出してほしかったかも。 -
長野業政は上杉憲政の真面目忠実な側近というイメージであったが、この本では豪快に描かれていた。豪快でなければ、歴史に名が残るはずもないか・・・
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