実伝 石田三成 (角川文庫)

制作 : 火坂 雅志 
  • KADOKAWA/角川学芸出版 (2014年7月25日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044003197

実伝 石田三成 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 私は歴女ではないと思う。というのも、好きな分野は偏っており世間的に人気な新撰組などはさっぱり分からないし、学生時代も世界史選択だったし…。恥ずかしながら石田三成も三年前に興味を持つ前は名前と関ヶ原くらいしか知らなかった。
    関ヶ原の敗者である三成は、後に文献や関連のものも焼かれ壊され徳川家康に楯突いた大悪党として伝えられた。だが私は何故か子供の頃から徳川家康が大っ嫌い!で、三成を好きになる要素はあったのかもしれない。
    三年前に宝塚で石田三成主役のお芝居をやると決まってから、改めてじっくり三成について調べたり本を読んだりした。物凄く共感できた。知れば知るほど好きになった。頭の良さ、采配、そして何よりも「義」に生きた武将。今日、改めて見直されてきている石田三成を皆に知ってもらいたいと切に願う。

    この本は三成好きならば、まぁ大体知っているような事が書いてあったが、知らない逸話などもあり面白かった。最後に『名将言行録』が収録されているのも良かった。
    ゆかりの地も書かれているので、文庫片手に訪れてみるのも良いと思う。ちなみに私は既に石田町にも行ったし佐和山にも登ったし、大徳寺(お墓があるが非公開(T_T))にも行った。。やっぱり歴女かな(笑)

  • 石田三成には昔から興味がある。

    一般的には、頭が良くて切れ者だが、傲慢で冷たく、人からは好かれないというイメージがあるのではないか。
    しかし通説を無条件に思考の前提にしてはいけない。

    秀吉という後ろ盾を失った後の関ヶ原であれだけの西軍を組織できたのも、策略だけではなく、彼なりの人望や人との繋がりがあったのだろうという気がする。
    実際、秀吉の側用人としていろんな大名の世話を尽くしていた記録もあるようだし、それをずっと恩義に感じていた大名もあったようだ。

    「のぼうの城」で有名な忍城攻めの際、三成と一緒に戦った武将たちがみな関ヶ原で三成に味方した事実から考えても、人の心を捉える一面もちゃんとあったのだろう。

    三成は優秀だけどしょせん事務官僚だ。
    そんな人間が、日本を巻き込んで、あの家康と互角に戦っただけでもすごい。

    享年41歳。
    戦国時代後半の、稀有な人生を生きた人だと思う。

    もっと再評価されていい人物ではないだろうか。

  • 「天地人」の作者が、その主人公・直江兼続と盟友であった石田三成を記したのにもかかわらず、単なる歴史オムニバスというレベルで残念。
    唯一、小和田哲男が三成と津軽家の縁についてふれていたのが収穫でした。

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