英語の謎 歴史でわかるコトバの疑問 (角川ソフィア文庫)

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感想 : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044003401

作品紹介・あらすじ

youはなぜ複数形もyouなのか。goodはなぜbetter - bestと不規則に変化するのか――。
学校英語では丸暗記するほかなかった文法規則や例外的な単語たち。
しかし1500年にわたる英語史の勘所を知りさえすれば、そこに納得の理由や法則がみえてくる。
イギリス英語とアメリカ英語のちがいがうまれた歴史から、フランス語由来の単語が英語に多い意外な理由まで。
考えてみると不思議なきまりや長年の疑問に答えがみつかる79のQ&A。

*『歴史から読み解く英語の謎』の改題文庫化です。

感想・レビュー・書評

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  • 中学生レベルの英語について、なぜそうなっているのかについて書かれた本。
    各サブタイトルは、「○○はなぜ××なのか」という形式をとっていて一つ一つ説明してあったのだけど、半分ぐらいは「なぜ」というよりも「いつからそうなったのか」について書かれてあったような気もする(実際、原因は分からないと書いてある項目も多かった)。
    なかには全く意識してなかったけど、そういわれてみれば不思議だよなと思うこともあって、着眼点が面白かった。「whyはなぜ「ウヒー」と読まないのか。」というサブタイトルには少し笑った。
    ただ全体としては、自分は英語が苦手だからかそこまで面白いと思わなかった。英語が得意だったり好きだったりする人には面白いのではないかと思う。
    一つすごい気になったのが、「enjoyの後はいつも -ingなのか」の章が、「-ing形と不定詞をたいした意味のちがいともなわずに目的語とする動詞もありますが、remember、forget、stopでは明らかな意味の差があります。」で終わってたのだけど、「どう違うんだよ!」と思わずにいられなかった。
    後、世界史も苦手な自分は初めて知ったのだけど、イングランドは300年間ぐらい、フランス語を公用語としていた時期があったらしい。だから、今の英語はフランス語由来のものも多かったそうなのだけど、よく300年間もフランス語が公用語なのに、英語が廃れなかったなと思った。どうやら、貴族社会ではフランス語がつかわれてたけど、中下層の人たちは英語を使い続けたらしい。方言みたいな形で残ったということなのだろうか。
    これ以外にも、英語の歴史的経緯からして、中には昔の田舎の方言が今ある英語としてとりいれられたというものもあって、面白いなと思った。

  • 読んだことが記憶に残るほど単純でもないが,今まで不思議だった英語の発音,変化パターンなどが理解できてすっきり.

  • 少しは英語の勉強の足しになるかと読んでみた。
    実際の英会話の習得にはあまり役に立ちそうもない。
    何しろ英語という言葉の歴史なので。

    では、雑学風コラムとして楽しめばいいのかというと、そうするにはあまりに学術的で、何度か睡魔に襲われる。

    つまり私は、日本語や漢字ほどには英語という言葉に興味がないのだった。

    この本は、言語としての英語の成り立ちを真剣に学ぼうとしている人や、中学校や高校の英語の先生が読むべき本だと思った。
    文庫じゃなく、新書的な内容。

  • 小さな疑問に隠された英語の秘密。

    確かに歴史的な意味があるんだけど、消化不良。どうしてこんな変化をするんだろう、どうして例外があるんだろう、と思った英語学習者は、やはり覚えるしかないのか、となりそうだ。英語の歴史を年代順に追ったことがある身としては、そしてそれがすんなり受け入れられた身としては、ちょっと戸惑ってしまった。

  • 今ある英語がなぜそうなったのか、英語を歴史的に見るとわかってくる。

  • ・百科事典を読んでるようだった。
    ・古英語を紐解けば、英語の成り立ちがわかるということ。

  • そもそもの英語の成り立ちなど知ることができました。

  •  英語史を紐解いていき、「youはなぜ複数形もyouなのか」「goodはなぜbetter, bestと不規則に変化するのか」といった疑問に答えられるような「納得の理由や法則がみえてくる。イギリス英語とアメリカ英語のちがいがうまれた歴史から、フランス語由来の単語が英語に多い意外な理由まで。考えてみると不思議なきまりや長年の疑問に答えがみつかる79のQ&A。」(裏表紙)
     雑誌「英語教育」の新刊案内で紹介されていたので、Amazonで即買いした。確かに、この3人の著者の並びをどっかで見たことあるなあ、と思いながらも、とりあえず読み始めた。特に新鮮味もなく読んでいき、半分くらい読んでちょっと飽きたのでペラペラっとめくっていって、最後の質問が「ケーシー高峰はなぜ高峰なのか。」という質問で、あっ!!と思ってしまう。最後に「本書は、2002年8月に教育出版より刊行された『歴史から読み解く英語の謎』に加筆・修正し、改題のうえ文庫化したものです」ということで、2回目に読んだ本だった。そして、半分まで全然気づかなかった。さらに、今これを書こうとして『歴史から読み解く~』のおれのレビューを読んだら、まったく今回書こうとした内容と同じことを既におれはちょうど1年前に書いたことが分かった。ほんと、おれ自身の記憶力のなさというか、定着の悪さというか、そういうのを思い知った1冊。
     そこのレビューでも書いたけど、やっぱり個別の単語や表現の歴史を説明されて、「昔こうだったから今こうなってるんです」とあるけど、そもそもじゃあ「なんで昔そうだったのか」というところまでは説明できない。結局英語史と英語教育の接点を探す限界がこの辺に来るんだと思う。個別の変化の話は難しい。とりあえず興味を持って、しかも英語史を勉強したおれですら、1年前に読んだ個別の変化の話は忘れてしまってるんだから。 「英語の仲間のゲルマン語(ドイツ語、北欧語など)のほかは、リトアニア語ぐらいにしか英語とおなじ11, 12の作り方はみられないとされます」(p.107)とか、「歴史的にみればlikeは形容詞なのです」(p.185)とか、「had betterのbetterは目的補語」とか、今回もチェックしたけど前のレビューに同じことが書いてあって、ショック。前に書いてないところでは、oftenの発音の話で、子音が連続すると真ん中が落ちちゃう単語、として、高校生くらいなら色んな単語を挙げるのはアリかなと思った。soften, castle, nestle, listen, Christmas, Wednesday, handsome (p.93)。あとはもう『歴史から~』と同じ感想。(18/04/01)

  • 2018年02月04日読了。

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著者プロフィール

昭和20年 島根県生まれ●元セント・アンドルーズ大学客員研究員●現在、浄土真宗本願寺派僧侶

「2021年 『坊さん肺ガン日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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