老後に備えない生き方

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 33
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044003821

作品紹介・あらすじ

老後に備えない? 誰だって備えているではないか。たちまち反論されるだろう。一体、どういう意味なのか。これからの人生が長いと感じられたら幸せなのかといえば、これも自明ではない。嫌な仕事をしている時は、時間はなかなか経たない。時計が止まってしまったかのように思う。反対に、楽しい時間は、なぜこんなに早く過ぎるのかと思う。そうすると、これからの人生が短いと思うことが不幸であるとはいえない。
実のところ、直近の未来ですら何が起こるかわからない。平均寿命は伸びたけれども、それは一般的な話であって、自分がはたして後何年生きられるかはわからない。 そうすると、これからの人生計画を立てることは必要かというより、立てられないというのが本当である。どうすればいいのか、ギリシア哲学の専門家がアドラー心理学も駆使しながらよりよく生きる人生を考察する。

感想・レビュー・書評

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  • ベストセラーの「嫌われる勇気」は読んでいないが、この本に限って言えば、私にはわかりにくかった。
    エピソードを読んでいると、ふと本題から離れていき、元にもどる必要が生じた。困っている人がいて、その人の問題解決になっているかと言えば、その後にそうとは思えない文章が続いている。本人の個人的な記述も多すぎる。
    岸見さんが哲学者であることが関係しているだろうか。エピソードも哲学のことが多い。表現が文学的、哲学的で、それがアドラー心理学を語る方法としてふさわしいのか、私にはわからない。
    曖昧なまま曖昧に読み終えたが、はぐらかされた感が否めない。

    私は野田俊作氏の本や、講演、ワークでアドラー心理学を知ったのだが、野田さんの理論は一貫して揺るぎなかった。言葉は明快で、わかりやすかった。学者が、一般人に向けて理解させるための言葉を使うには、また別の技術がいる。野田さんは誰に対しても、その人の学びのレベルに応じた言葉を使って理解させていた。
    岸見さんは学者肌で、一般の人に向けての本を書くことには向いていないように感じる。

  • 今できることをして先送りにしない。老い、死にとらわれない哲学【内容説明】計画が立てられない時代、必要なのは「未来を手放すこと」「先のことが見える」と思うのは「今」を生き切れてないから。『嫌われる勇気』アドラー哲学の第一人者が考える幸福論。 【目次】
    第1章 未来と過去を手放す(未来を手放そう;過去を手放そう)
    第2章 他者との関係(感情とどう向き合うか;課題の分離と協力;人に頼ろう;生きていることがありがたい;後世に勇気を残そう;よい関係であるために;よい意図を見つけよう)
    第3章 病気、老い、死から自由になる(深刻にならない;病気と向き合う;病者と向き合う;他者の死をどう受けとめるか;自分の死とどう向き合うか)
    第4章 他者との共生(自分と他者を分別しない;答えの出ないことがある;知らないことを知る;他者との共生;他者に生かされる)
    第5章 未来、変化、これから(変化を恐れない;心豊かに生きよう;持てないものを手放そう;過去を変えよう;人はいつでも変われる;それでも変わらない私;今を生きる

  • きしみ先生が好きなのではなく、アドラーが好きなのだと気づいてしまった一冊。
    半分くらいまで読んだが、これ以上読み進める気力がない。

  • 何度も読み返し、何ヵ月かかったかな?

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著者プロフィール

1956年、京都府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋哲学史専攻)。専門はギリシア哲学、アドラー心理学。著書に『アドラーを読む』『アドラーに学ぶ』(ともにアルテ)、訳書にアルフレッド・アドラーの『人生の意味の心理学』『個人心理学講義』『生きる意味を求めて』『子どもの教育』(以上アルテ)などがある。

「2021年 『子どものライフスタイル〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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