- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044003937
作品紹介・あらすじ
第一章 城を取る――攻めるか守るか
第二章 なぜ山城か――それぞれの事情
第三章 城主たちの亡霊――城の歴史がすり替わる
第四章 幻の館――リアリティーのない平板な図式
第五章 縄張りの迷宮――オンリーワンの個性たち
第六章 城と戦争――城の形を決定づける人の営み
第七章 鉄炮と城の「進化」――大きい・小さい・強い・弱い
第八章 城は何を守るか――築城者たちの本音
第九章 山から降りなかった城――近世城郭の成立を再考する
感想・レビュー・書評
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【所蔵館】
りんくう図書室
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https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000963113詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
以下の5つの疑問について解説。
①戦国時代の城はなぜ山城なのか?
②鉄砲が城の構造に与えた影響は?
③土造りから石垣に変わった理由は?
④山城から平城に変わった理由は?
⑤数万もの城が築かれた理由は? -
戦国期の城のイメージが変わる1冊。
城主がいない城の方が多いというのは、実戦向けにひたすら作られて廃却された城が当時のイメージに合致していた。 -
「城郭は軍事施設である」この大前提を忘れた論説、考察はそもそも成立しない。このことを大事にしたい。これが読後の第一の感想。
そして、伝承の罠、城には城主がいなくてはならないという先入観、遺物の罠(遺物の製作年代≠使用年代)…
こういったものを乗り越えて研究は進む。
そして、杉山城、やはり訪れなければ!