千夜千冊エディション 情報生命 (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 99
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044004132

作品紹介・あらすじ

SF、遺伝子、意識・・・。地球生命圏には、まだなお未知の情報生命があっても不思議はない。先人のさまざまな考察を生命の進化、ゲノムの不思議、意識の不可思議等々から、多角的に分析。

感想・レビュー・書評

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  • 意伝子のまじわりとどく時の声

  • 生化学のバナール、量子力学のシュレディンガー、地球科学のヴィグナーは揃って、「地球の生命体とは周囲の環境から物質や自由エネルギーを取り入れることによって内的なエントロピーを減少させ、変衰した物質やエネルギーを排出する開放のシステムである」と結論付けた。
    ラブロックのガイア仮説はリン・マーグリスが支持し、共同研究を行った。批判の急先鋒には、リチャード・ドーキンスやフォード・ドゥーリトルらがいた。

    ドーキンスは、コンラート・ローレンツ、アイブル=アイベスフェルト、ロバート・アードレイが進化において重要なのは種の利益であると考えているのは間違っていると書いた。ドーキンスは、ジョン・メイナード=スミスのゲーム理論における戦略シナリオに相当するものを「表現型」と表現して、この仮説を「延長された表現型」で立証しようとした。スティーヴン・ジェイグールドは、遺伝子が個体に働いているのではなく、個体群あるいは種の系統ではたらくと考えた。ダニエル・デネットは、認知科学の立場からドーキンスを支持した。

  • <目次>
    第1章  主上・情報・再魔術
    第2章  生命と遺伝子
    第3章  創発するシステム
    第4章  サイバー・ヴェロシティ

    <内容>
    難しい1冊だった。生命の解明(生命の発端や進化、我々の存在に関わるもろもろのこと)と物理や宇宙科学、さらには聖書や宗教の考え方、すべてがリンクしている。そこの結点には、SFがあるのかもしれない。またLSDのような麻薬の効果も…。

  • これだけの本を読んでいる人と、同じ本をまったく読んでいない自分。

  • 素晴らしい。本の紹介でありながら、現代社会の見方まで学ぶことが出来る。

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著者プロフィール

編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。80年代に情報文化と情報技術をつなぐ方法論を体系化し「編集工学」を確立し様々なプロジェクトに応用。2000年「千夜千冊」の連載を開始。同年、eラーニングの先駆けともなる「イシス編集学校」を創立。近年はBOOKWAREという考えのもと膨大な知識情報を相互編集する知の実験的空間を手掛ける。また日本文化研究の第一人者として「日本という方法」を提唱し独自の日本論を展開。著書に『知の編集工学』『擬』『世界と日本の見方』『国家と「私」の行方』ほか。

「2021年 『千夜千冊エディション 資本主義問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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