千夜千冊エディション 理科の教室 (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 79
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044004477

作品紹介・あらすじ

こどものときは理科が好きだった。なのにいつのまに物理は苦手、とか言うようになったのか。かつては理科室でわくわくしていた文系人間がすらすら読める愉快な一冊!

感想・レビュー・書評

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  • <目次>
    第1章  科学のおじさん
    第2章  鉱物から植物へ
    第3章  虫の惑星・ゾウの耳
    第4章  背は腹にかえられるか

    <内容>
    松岡正剛の「千夜千冊エディション」の1冊。松岡さんの理系へのあこがれ、造詣がよくわかる1冊。どの本も読んでみたくなる。そこから自分も理系の頭があるのかな?と感じた。

  • 白亜紀の夜へ凍てつく息を吐く

  • 古今東西の事象を直接体験できずとも,本によって網羅的に疑似体験できることを詳らかにする.まるで修行僧のような本との接し方である.そのモティべーションの根源は一体何だろうか.

  • いつもの通り、ものすごい内容である。知の巨人とはまさにkの著者ではないだろうか。

  • およそ授業ではつまらない時間を過ごしたはずの、あれやこれといった分野の、実はなんと魅力的なことか、と理系エッセイを読むと感嘆させられる。

    松岡正剛さんって、こんな人だったっけ?
    と思うほど、一冊一冊への想い入れがすごいというか、むしろ想いがガツンと先行して、感動詞ばっかりになっていたりする(笑)
    ただ、その高揚感で、読みたくなる。
    この人にビブリオバトルをさせたら、まさに魔法の五分間になるに違いない。
    きっと出ないだろうけど。聞いてみたいわー。

    敢えてラインナップを見ずに読み始めた。
    後々、この時の自分を振り返って、博多華丸・大吉の「天ぷら」の漫才を思い出す。
    行きつけの居酒屋さんで出る季節の天ぷら。
    大吉さんが「えびと、しいたけと、」という風に紹介していく内に、「ああ、次にそれが来るのっ⁉︎」と華丸さんの顔がキラキラ輝きだす。
    (チュートリアルのBBQ串ネタもあったな)

    寺田寅彦『俳句と地球物理』
    中谷宇吉郎『雪』
    野尻抱影『日本の星』
    湯川秀樹『想像的人間』
    朝永振一郎『物理学とは何だろうか』

    ですよ!!

    うっひゃー!もう途中から「あああああ、そうきちゃいますかぁーっ!」って悶えました。
    あー。興奮したー。

    この章は割とベタなんだろうけど、他の章は松岡正剛さんに所縁のある方や、これは自分では出会わないな、という本ばかりで楽しめます。
    とりあえず、お互いにテンション上がる本です。

    「ポアンカレは書いている、『突如として啓示を受けることはある。しかしそれは無意識下で思索的研究がずっと継続していたことを示しているのだ』。ポアンカレはこのことを『数学的発見における精神活動の関与』とよんだ。」

    最近、この話聞いた気がするんだけどな。
    どこだったかな。

    「ぼくは(人間)水棲説には好感をもっている。そもそもヒトが流線型の体形をもっていること、体毛が背骨にむかって生えているということ、サルとちがって著しい皮下脂肪に富んでいることなどは、どうもわれわれが一時期水の中にいたことを暗示しているような気がしてならないのだ。かつてジョン・C・リリーとこの話をしたときは、リリーさんは『そんなこと言うまでもない、当然のこと』というように、自分の両手をフリッパーにしてクジラとイルカの真似をしてみせた。」

    なんとなく、このくだりに夢があるというか、イメージすると微笑ましかったので引用。

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著者プロフィール

編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。80年代に情報文化と情報技術をつなぐ方法論を体系化し「編集工学」を確立し様々なプロジェクトに応用。2000年「千夜千冊」の連載を開始。同年、eラーニングの先駆けともなる「イシス編集学校」を創立。近年はBOOKWAREという考えのもと膨大な知識情報を相互編集する知の実験的空間を手掛ける。また日本文化研究の第一人者として「日本という方法」を提唱し独自の日本論を展開。著書に『知の編集工学』『擬』『世界と日本の見方』『国家と「私」の行方』ほか。

「2021年 『千夜千冊エディション 資本主義問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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