仏教原論 ブッディスト・セオロジー 完全版

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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044004798

作品紹介・あらすじ

名講義「ブッディスト・セオロジー」を全面改稿、
仏教とは何か、いま仏教に何ができるかを問う完全版!

 第1章 宗教の構造 ── 聖なるものと俗なるもの
 第2章 世界について ── マンダラ
 第3章 ブッダについて ── 如来の誕生
 第4章 空について ── 言葉のよみがえり
 第5章 実践について ── 「否定の手」

「あと一世紀も経てば、地球が食い尽くされてしまうのではないか。
水や空気、さらに他の資源をも人間たちは消費し尽くしてしまうように思える。(…)
わたし自身は、今日の人類の行為にかんしてもっとも必要なことは
自分たちの有している欲望を抑制することだと思っている。
そのような抑制に際しては仏教が培ってきた思想が
重要なヒントを与えるであろうと考えるのだ。」      (第5章より)

宗教の人類史的意義を問い、
「空」の思想を更新する──。思考の集大成!

著者プロフィール

国立民族学博物館名誉教授。比較宗教学、インド宗教思想史、仏教学。
1966年名古屋大学文学部大学院修士課程修了、1970 年ハーバード大学大学院Ph.D、1985年名大文学博士。1973年名古屋大学文学部助教授、1982年国立民族学博物館助教授併任、1989年名大および民博教授、1992 年総合研究大学院大学教授併任、愛知学院大学文学部国際学科教授を経て現職。
主著に『空の実践―ブッディスト・セオロジーⅣ』『ヨーガと浄土―ブッディスト・セオロジーⅤ』(講談社選書メチエ)、『ヒンドゥー神話の神々』(せりか書房) 、『ブッダから、ほとけへ 原点から読み解く日本の仏教思想』『聖なるものの「かたち」―ユーラシア文明を旅する』(岩波書店)、『弥勒の来た道』(NHK ブックス)、『仏教史 第1巻 仏教の源泉』『仏教史 第2巻 仏教の展開』(西日本出版社)など多数。

「2024年 『仏教学者、キリスト教徒の問いに答える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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