新編 日本の怪談 II (角川ソフィア文庫)

制作 : 池田 雅之 
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本棚登録 : 20
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044004859

作品紹介・あらすじ

人間が異界の女たちの魔性の美しさにのぼせあがる悲劇を描く「泉の乙女」「島妻」、散文詩の到達点をしめす一幅の絵画のような「蓬莱」、怪異との愛とユートピアを描いた「伊藤則資の話」「牡丹燈籠」、自身の霊性(ghostly)な体験に基づいた自伝的エッセイ「ゴシックの恐怖」「幽霊」――
伝承や説話に材をとり、一流の美意識で語りなおす「再話」文学作家の才能が遺憾なく発揮された珠玉の作品集。NHK《100分de名著》「小泉八雲 日本の面影」の講師を務めるなど、八雲研究の第一人者による詩情豊かな訳で読む新編第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • ハーンの日本の怪談はあちこちで触れる機会があったが、中国やインドなど他の国々の再話や、自身についての随筆は初めて読んだ。
    一番ぞっとしたのは随筆だった…。
    ハーンにというか、人間に対して。

  • 例えば映画では、原作が優れていても監督によって作品の良し悪しが変わるが、文学でも同じ事が言える。怪談は日本の物語とはいえ、ラフカディオ・ハーンが翻案する事によって、繊細な描写、ストーリー運びの上手さ、味わいある余韻など、確かにその魅力が存分に読者に伝わってくる。本編では来日前の作品も収録されているが、霊的なエッセンスを含んだそれらは、後年の怪談へと昇華することになるので、もともと著者と相性の良い題材だったのだろう。

  • 新編で日本の怪談
    人間が異界の女たちの魔性の美しさにのぼせあがる悲劇を描く「泉の女」

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著者プロフィール

1850年、ギリシアのイオニア諸島にあるレフカダ島で、アイルランド人の父とギリシア人の母との間に生まれる。幼くして父母と別れ、19歳でアメリカに渡る。以後、世界各地を転々とし、90年に通信記者として来日。同年、小泉節子と結婚。96年に帰化し、小泉八雲と改名。英語、英文学を講じる一方、日本人の内面や日本文化の本質を明らかにする作品を描き続けた。1904年没。

「2019年 『小泉八雲東大講義録 日本文学の未来のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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