- Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044004989
作品紹介・あらすじ
活弁士が紙芝居屋へ転身、貸本屋はいまのコンビニより多かった……激動の時代を支え、高度経済成長と合理化の末に消えていった数々の仕事の記録。収入、料金、業務内容まで。全115種イラスト付きで紹介!
感想・レビュー・書評
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昭和の時代、主に戦後以降当時の社会を支えるためにあった仕事だが、今では無くなってしまった仕事を集めた書籍。イラストがついているので、どんな仕事だったのか想像しやすくなっている。当時の価格帯も掲載されているが、当時の経済状況の知識が無いので、冒頭に記載がある簡単な賃金・物価の変遷表から想像するか、本格的に調べてみるしかない。これもまた楽しいのですが・・
消えてしまった仕事についても、一つ一つ考察することも楽しいと思った。いろんな妄想をするのが、楽しいのだ。
例えば、なぜ、その仕事が消えてしまったのか?もし、その仕事が現在の進歩したインフラやテクノロジーを使えたとしたら、今でも仕事として存在できるか?
当時の消費者と現在の消費者のニーズの変化はどのようなものか?
などなど、消えた仕事から、現在にふさわしい新しい仕事が生まれるかもしれないという視点で繰り広げる妄想が楽しかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
高度経済成長と合理化の末に消えていった数々の仕事うぃ収入、料金、業務内容までイラスト付きで紹介。
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絶滅職業のイラスト付き本で職業にも消費期限がある事が伺える。淘汰された形であるが職業の多様性が無くなった社会は詰まらなそうにも思える。
今から100年後にはYouTuberとかどういう扱いに分類されているのか気になるところではある。 -
文庫王国から。自分より1-2回り上の人にとって、郷愁をそそる魅力的な本かもしれないけど、この中の殆どについてリアルタイムでの経験がない身からしたら、懐かしさの点でのくすぐりは全くない。各業種に対する紹介文は、あくまで紹介文として機能するだけで、物語的魅力がある訳ではないから、必然的にレファレンス的ニュアンスが強くなる。近代史に触れる際、参考文献として傍らにあるとちょっと便利かも、というくらい。
著者プロフィール
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