三国志演義 3 (角川ソフィア文庫)

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  • KADOKAWA (2019年6月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (656ページ) / ISBN・EAN: 9784044005115

作品紹介・あらすじ

劉備が益州(蜀)を獲得し、ついに天下三分となる。さらに曹操にも勝利して漢中王の座につき快進撃を続けるが、密約を結んだ曹操と孫権に関羽を討たれ、張飛までも暗殺で失い悲嘆に暮れる。魏では曹操が病没すると跡を継ぐ曹丕が献帝から皇帝の位を奪い、後漢が滅亡。対抗した劉備は蜀漢の皇帝を名乗り、義兄弟の仇討ちに赴くが返り討ちにされ失意のうちに逝く。英傑たちの思いを受け継いだ次世代による戦いの幕が開ける!

感想・レビュー・書評

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  • 劉備が蜀を奪い本格的に三国時代へ突入。正確には曹操が死んで曹丕が魏の皇帝となり劉備と孫権がそれぞれ皇帝となるのが正式な三国時代であるが読者的には同じ事である。
    漢中争奪戦、荊州争奪戦など目まぐるしい戦いの連続!本巻では英傑達との別れというか曹操及び劉備三兄弟が退場する。曹操は本作において最重要人物ともいえる男でココまで悪党として描かれながらも大人物(関羽との別れとか)としての魅力を放っているから現実も相当に傑出した人物であったことが窺える。
    劉備は皇帝になり関羽は神様になるというとんでもない三兄弟だが張飛だけは自業自得な原因で部下に寝首をかかれて惨死というオチ。凡百な創作物ならカッコよく演出しそうなものだが一切手心を加えないところが凄い。ちなみに演出では無く正史でも関羽と張飛は一万の兵に匹敵するとか2人がいれば天下をとれると称されるほどの豪傑。本書の益州での張飛の活躍も正史にある。関羽の死後に発動する呪いはもちろん無いけど。そんなメインキャラが死に孔明の1人舞台と言っていい南蛮戦も収録。
    1巻から登場していて特に記載はしていなかったが賈詡の知謀が際立っている。孔明の様な妖しさでは無く人間心理を読み切った暗黒の様な策を繰り出してくるし曹操の息子まで殺しておいて最後は大出世している。正史と演義で差も無い稀有な軍事といえよう。

  •  一巻、二巻で主だった武将がこの三巻では死んでいく。しかし孔明は健在、次世代が活躍していく。歴史はこうして途切れることなく繋がっていく。
     初めての三国志は相変わらず人物が多くてわからなくなる。必死に追いかけている。より理解するには再読、再々読が必要のようだ。

  • 関羽、張飛、劉備がこの巻で死亡した。いままで読んだ三国志ではこの3人が死んで終わりだったような気がする。3人が死んだあとは、諸葛孔明が活躍する話となり、南の蛮族と戦争をする話となっていた。

  • 最近時間に余裕があって勢いよく読み進み、読了。
    横山光輝の三国志を愛読していた私は、本書の筋書きは大体把握済みである。しかし、漢文調の文章はまた一味違って趣深い。内容は孔明の智謀が桁外れに深遠であることの具体化だが、やはり乱戦にあって、忠義を尽くして死ぬ者や、恩義に感じて奮戦する者、漢文が情感が厚く、絆を重んじている作品であることは、最近になって気付いた。欧米の人間が論理を駆使して淡々と振る舞う場面があるのに対し、古代中国は情誼が深い。欧米のドライな思考に夢中になることがしばしばある私でも、漢文の熱量に感応して、涙を浮かべる感性を持つ。日本人の心に底流する文化は、両方ともに快く吸収しようとする傾向があるらしい。

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著者プロフィール

生没年不詳。中国の元末・明初の作家。『三国志演義』、『三遂平妖伝』、『残唐五代史演義』、『隋唐両朝志話』などの通俗白話小説の編者とされる。

「2019年 『三国志演義 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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