英語が出来ません

  • KADOKAWA (2022年1月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784044005498

作品紹介・あらすじ

なんでこうなの? ニッポンの英語。“英語忍者”の名物記者が禁断の問い投げかける。
「だよね~」ポイントがたくさん。探偵に扮した英語忍者がしっかり「犯人」も見つけます。
もちろん、あのお騒がせ英語民間試験もたっぷり話題に……。著者ならではの「つっこみ」芸をご堪能ください!
――阿部公彦(英文学者)

巷にあふれるカタカナ英語、いまや自宅でも習える英会話講座、新刊が絶えない英語学習本、議論され続ける英語教育……
開国以後、もっとも身近な外国語となり、課題であり続けてきたにもかかわらず、いつまでたっても「出来る」ようにならない、英語に翻弄され続ける不思議さよ――。
自らも辛酸をなめてきた一記者が、学生や教師、国会議員や通訳・翻訳者、自動翻訳の研究者まで、様々な人々業界を30年近くにわたって取材。
そこから見えてきたこととは?「英語が出来ます」といえる日は来るのだろうか……?
渾身のルポ+オピニオン!

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

英語学習に関する多角的な視点を提供する本書は、著者が30年近くにわたり取材した経験を基に、日本人の英語に対するコンプレックスや課題を掘り下げています。カタカナ英語の影響や、日本の教育システムにおける英...

感想・レビュー・書評

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  • 英語学習に関するエッセイという感じで、文中には英語はほんの少ししか出てきません。
    タイトルが目につき、途中で読むのやめそうだなと思いつつ、あまりに期待せずに何気なく読んでみたのだが、意外にも面白くて引き込まれてしまい、最後まで読み通してしまった。(受験のとき英語で苦労したこともあるからなのかもしれない。)
    カタカナと英語の関係、日本は大学レベルの教育を母語で学べる数少ない国であり、わざわざ英語を学ぶ必要がないなど、なるほど納得するものがありました。

  • 過去の受験へのTOEFL導入、TOEIC導入などの議論は興味深かったが、筆者のなんでも政治と絡める書き方が気になった。
    書籍は何年後でも読まれるものなのに、安倍政権の憲法解釈とかをねじ込まれても細かく書かなければ伝わらない。憲法解釈変更は問題かもしれないが、英語の話とは別でしょう。一言で言えば、政治臭い。

  • 英語学習法のエッセイ? 記事なのか分からないけど、読んでいて面白かった。
    やはり単語力、読解力が第一だと思う。

    あと、日本の学術水準が高いので英語を使用しなくて済む→英語ができないというのは、言い得て妙だと思う。

  • 最初は「いったいなにを主張したいんだ」と隔靴掻痒な印象だったが、次第にこの著者が持つ良心の深みと重みに気付かされ唸らされる。概観するなら実に五目寿司のようにさまざまなトピックが詰まっており、そこから見えるのは日本人が持つ英語コンプレックスの根強さ・深刻さだ。そして、声高に著者は指弾したりせず実におだやかに・現実的に解決策を提示していく。キモとなるのは結局は日本文化において、どうしたって「主張」をしすぎない風通しの良さが重んじられるあまり肝腎の「自分の意見」が見えなくなる悪弊ではないか。それがヒントだと思う

  • 書店をウロウロしていたら、あまりにもストレートすぎるタイトルとポップな表紙が目について手に取りました。

    英語学習を取り巻く課題・問題をとても多角的な視点から提起していて、新たに気付かされたり、凝り固まった物の見方を解されることが多かったです。

    「なの弁」「だよ弁」のくだりは、日本語にすると生真面目にそうなってしまうところの面白さというか、思わず「そうそう!」と相槌を打ってしまうほど共感しました。

  • 英語学習者として、「どうにも英語できるようにならないなー!」と常々思っているので、タイトルに呼応するかのように手に取りました。

    でも、効果的な英語学習の方法が書いてあるわけではありません。
    そもそも英語学習とは何なのか?
    どこに辿り着けば「英語ができる」と言えるのかを様々な角度から論じた本です。

    「英語をする」のではなく、「英語でする」ことを第一におき、自分が語りたいことは何なのか、自分が楽しめるのは何かを改めて考えさせられました。

    特に、「外国人を練習台にするな」と語っている章が深く心に刺さりました。
    異国の災害の現場で自分が取り残されることを想像すると、涙がこぼれました。

    自分にも、ボランティア活動を通して英語に触れようとか、有名な通訳者の方がやっていた「街で外国人に話しかける」なんてことをやった方がいいのか考えたことが何度もあります。
    でも、それって自己満足じゃないのかな?自分の英語がレベルアップすればあとはなんでもいいのか?そんなことを思ってやめました。
    この本を読んで、「大事なのは、英語という手段で何ができるか、何が語れるか」ということを再認識しました。

    自分は英会話というものがすごく苦手です。
    日本語でも会話するのが得意じゃないので、いつしか「英語喋れるようになりたいけど、語りたいことがない...」と思ってきたので、自分が得意な、好きな分野を伸ばしていこうと改めて思いました。

  • 【一言感想】
    英語を勉強するためには、まず自分自身が楽しむこと次に相手に伝える様に身につけていくことが重要

    朝日新聞の記者である筆者の視点から、日本人がなぜ英語に対して苦手意識を持つのかを調査した作品

    学術的かと思いきやとても読みやすく、そこまで構えなくても気軽に手に取って読める様な内容であった

    日本が教える英語は相手に伝えるというよりも、点数を取るための道具の様になってしまっているため、苦手意識が芽生えてしまう

    そうではなく、相手に対してどの様に伝えるかのコミュニケーションとして学んでいく中で、会話をする楽しみや英語作品を鑑賞する楽しみなど、継続していく目的を生み出していく様な学習が大事になるのではないかと感じた作品であった

    ネイティブな言い回しを学び始めに使うのではなく、簡単な語彙で構わないので簡単に伝えていくということも重要になる

  • 朝日新聞記者による、英語学習をめぐる歴史と社会分析。夕刊の連載記事を単行本化。この中に紹介されている本の何冊かを読みたくなった。英語そのものを楽しむこと、それが著者からのメッセージ。

  • 自分たちはやらないくせに次世代には英語ができるようにさせようとしている国会議員などに振り回される学生とは違って、大人は自分のやり方で英語を学べるから良いね。

    英語学習の基本は
    ・多読
    ・高校生レベルの文法を身につける
    ・易しい単語で相手に伝わることばを選択
    ・楽しむ
    ことが大事であるようです。

    まずは、近所の図書館にあるラダーシリーズを読破しよっかな。

  • 日本人の悩みの一つ、英語ができないことの原因などを探っていく書籍。英語ディベート大会では、そのテーマ自体が知識と考える力を要求するものでこれは手が届かないなと思った。大学受験の英語を変更するだけでは何も変わらないこともわかった。TOEFLなどの導入がなくなったのは本当に良かった。TOEICも創設者の狙いと現在の使われ方に大きな乖離ができてしまったことも知った。英語教育で大事なことは「自分の言いたいことを言う」ということ、勉強は「自分の考えを持つためにする」と言っても過言ではない、との引用は参考になった。英語を勉強するということはジョギングや水泳のように楽しめばいいという意見もあった。英語を話すときに、自分の言いたいことと同じ内容を頭の中でできるだけ簡単なシンプルな日本語に言い換えてそれを英語に訳すと良いらしい。

  • 東京都立高校の入試にスピーキングテストが導入される。民間業者主導により、採点がフィリピンで行われるとか、試験の内容が公表されないとか、いろいろ問題を孕んだシステムに現場の教師からも反対の意見や懸念が表明されている。そういった流れのツイートで紹介されていた本。
    今現在問題とされていることは、明治大正のころから同じように問題視されていた。岡倉天心の弟のエピソードとして、彼の長男は五年英語を勉強してろくに英語も読めないが、次女は五年裁縫を勉強して一通りの服は縫えるようになった、と嘆いたとあった。他人事とは思えない。

  • 日本語ですら話せることのない日本人が、英語ではなせるわけがない。努力も時間もかけずにモノにできるものなんてあるわけがない。
    ことが「英語」になると、そんな簡単なことが、どうしてわからなくなってしまうのでしょうね。
    ジャーナリストのお仕事らしく、幅広く取材しており、かなり面白かった。もう少し深く掘り下げても。。。
    参照文献リストがついているので、それらも今後参考にしたい。

  • 20220703

  • 日本の英語教育の現状と問題点を指摘する。遠い昔から解決できない悩み。

    百年前から続く日本人の英語教育の悩み。”実用的”を目指し入試改革も進められつつあるが、現況の文部科学省の姿勢にはかなり批判的。とはいえあまりの批判の多さは読んでいて気持ちの良いものではない。教科書の例文の不自然さや時代とのギャップの指摘など重箱の隅をつつく内容が非常に多い。

    結局、大学で学ぶために必要だから今のままの入試で良いのか、その他今後の英語教育がどうあ?べきか、自分の能力では残念ながら理解できなかった。

    本書は新聞の連載コラムが元となっている。その分筆者の主張に1本のスジが通っているわけではない。なので読み物としては楽しいのだが、モヤモヤが残る読後感であった。

  • 文体が好きではなかったので読みづらかった。
    なぜ日本人が英語を話せないのか過去の事例をあげているが同じ事が続いたので5分の3程飛ばした。

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著者プロフィール

朝日新聞 編集委員

「2016年 『稚内・北航路 サハリンへのゲートウェイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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