これやこの サンキュータツオ随筆集

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本棚登録 : 162
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044005504

作品紹介・あらすじ

サンキュータツオ初めての随筆集。もちろん寂しい、もちろん哀しい、でもそれだけじゃない。 幼少時代から現代までの「別れ」を綴る17篇。

【目次】
これやこの
月曜15時
ツインの老人
黒い店
スエコおばさん
幕を上げる背中
バラバラ
鶴とオルガン
八朔
拝啓ジョディフォスターさま
時計の針
蠅の足音
明治の男と大正の女
みやばやし
空を見ていた
シーチキン球場
鈍色の夏

感想・レビュー・書評

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  • 某ポッドキャストでおススメされていて気になったので読んでみました。著者の知り合いが亡くなる話し。人の死が淡々と、そして変に感情移入する事なく語られているので、読んでいてネガティブではなく、むしろ清々しい気持ちになった。名随筆。

  • 「これやこの」の随筆からは、柳家喜多八、立川左談次 両名への思いが溢れていた。読んではもらえない、家で書きためたラブレターのような。
    別れは、自分との距離感、自分自身の状態によって感じるものが違うとは思う。ただ、別れと出会った人は、その先に進んでしまう。随筆の中でも「シーチキン球場」や「須田幸太」からは、次への踏み込みを感じた。

  • 『これやこの』の2人の師匠方の生き様の壮絶さたるや。
    いろいろ思うところがあるんだけど上手く書けないや(´・ω・`)

    図書館の本だったので時間がなくて1回ぎっちり読んで返しちゃったんだけど
    手元に置いて読み返したい本だと思う。

  • 泣いた。
    やわらかい優しい文章でした。
    なんだかわからないけど泣けた。
    とてもいい本だ。

  • これやこの行くも帰るも別れては 知るも知らぬも逢坂の関

    別れ、別れゆく時はこんな気持ちになるだろうか。
    ゆっくりと時が流れた。

    また読むのだろう。

  • (積んどいたら長女が先に読んでおもしろかったと言っていた)

  • 別れを淡々とした筆致で書かれており、人への想いが細やかだなと思いました。少し距離を置いて関係を築かれる方なのですね。亡くなられた方との繋がりを感じました。テレビのイメージと違ってました。

  • サンキュータツオといえば東京ポッド許可局で
    マキタスポーツとプチ鹿島に
    「タツオはお父さん早くに無くしてるから」といじられると
    会場が大爆笑というボケの時に
    自分も笑っているんだけど

    人の死をこんなにも笑いにできるんだと思う反面
    笑っていいのだろうかと心の片隅にざわざわしたものがあった
    (自虐とはまた違う)

    ただこの本を読んで
    タツオさんが再三言ってきた
    人の死を普通のことにする
    生きていく人たちが特別なことにしないで受け止めていくという

    これだけ人の死について考えてきた人だから
    あの笑いなんだなと勝手に思ってしまった

    これやこの 会うかもしれないし会わないかもしれない
    あったならかかわって朱に交わろうという
    距離感が心地いいし、難しい

  • 私たちは、遅かれ早かれ、誰かと、何かと、別れながら生きている。最後は自分と世界とが別れる。
    この本は、漫才コンビ・米粒写経のサンキュータツオさんの今まであった別れを綴った随筆だ。
    仕事で出会った師匠や仲間、親族、友人など彼とつながりがある人との出会いから別れまでが描かれている。
    圧巻はやはり表題作。
    著者の芯でもある落語のイベントにかかわる二人の落語家。柳家喜多八さんと立川左談次さんの、芸への執念とそれを陰ながらサポートしようとする著者の師匠への畏敬の念。
    自分がこの世から離れることがわかっていてもなお、芸への探求心が止まらない、止められない。
    その姿に涙が止まらなかった。


    収録作品:これやこの 月曜15時 ツインの老人 黒い店 スエコおばさん 幕を上げる背中 バラバラ 鶴とオルガン 八朔 拝啓ジョディ・フォスターさま 時計の針 蠅の足音 明治の男と大正の女 みやばやし 空を見ていた シーチキン球場 鈍色の夏

  • ”これやこの行くも帰るも別れては 知るも知らぬも逢坂の関”

    昔憶えたフレーズは、今でも頭に残っている。
    しかし、この歳になって知るこの歌の意味、そしてこのエッセイの一つ一つが深く染み入る。

    落語が知らなくとも十分楽しめる、落語家としてのプロ意識と粋である。

    そして著者のまた新たな一面を見ることとなる。

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著者プロフィール

1976年東京生まれ。漫才師「米粒写経」として活躍する一方、一橋大学・早稲田大学・成城大学で非常勤講師もつとめる。早稲田大学第一文学部卒業後、早稲田大学大学院文学研究科日本語日本文化専攻博士後期課程修了。文学修士。日本初の学者芸人。ラジオのレギュラー出演のほか、雑誌連載も多数。主な著書に『これやこの サンキュータツオ随筆集』『学校では教えてくれない!国語辞典の遊び方』『ヘンな論文』『もっとヘンな論文』(以上、KADOKAWA)など。

「2021年 『まちカドかがく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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