- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044005535
作品紹介・あらすじ
「東風はなぜ“こち”と呼ばれる?」「霞と霧と靄の違いは?」「〈柿くへば〉の鐘、ほんとうは東大寺!?」「蟻地獄は2年もうんちをしない」「赤くならない赤蜻蛉がいる?」「門松はなぜ立てるのか」等々、季語にまつわるトリビアを集めて200超!俳句歳時記には載っていない、面白くて意外で、ちょっと余分な(!?)知識が満載。季語ということばの趣きと豊かさを感じながら、句友との話題も盛り上がる、愉快でためになる事典。
感想・レビュー・書評
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これも図書館閉館間際に借り出したもの。少し読んで買って置いておくことを決定。何故ならば、人会う予定がある時に話題作りに便利だから。
例えば、今の季節、何故かベンチで会話が途切れたりする。足下にタンポポが咲いている。「タンポポって、どうしてタンポポと云うか知ってます?」56pを事前学習しておけば、上手くいけば10分は稼げる。
「母の日はどうして広まったかご存知ですか」始まりは、アメリカウェブスター1907年でした。1人の少女が、母の死を悼み、母が好きだったカーネーションを教会の友達に配ったことが始まりだと言われています。やがてそれが広まり、少女の母が亡くなった5月の第二日曜日を「母の日」として制定したのが、時の大統領ウィルソン。1914年のことです。
更に私などは森鴎外「椋鳥通信」にこんなことも書いてあった、と「つい」話すかもしれない。「1909年6月5日発行の雑誌。5月9日にニューヨークでは母の記念日と云って、子のある女が皆白い石竹の花を持って歩いた、と雑誌に書いていたらしいよ。2年後にはかなり広まっていたんだね」日本には大正時代に伝わったと云うようだけど、さすが森鴎外、発祥2年後にはちゃんとアンテナを立てていたんだね。
なんて、話し出すと「何?このもの知り顔は!」と、まぁドン引きされる可能性は高いでしょうね(^^;)。
母の日のきれいに畳む包装紙 須賀一恵
夏は「アリ地獄」見ながら、子供とお話できたら良いな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
鰊(にしん)ってもう一つ漢字があるのはご存知でしょうか?それがこの漢字「鯡」です。これ魚と非という漢字を組み合わせて出来ています。なぜでしょう?それは、江戸時代飢饉により米が取れなかった際、米の代わりに鯡を収めていました。それにより財政が救われたことから「魚に非ず米にあり」ということで鯡という漢字になったそうです。このように意外と身近にあって知らないことがたくさん載っている本です!是非読んでみてください
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季語うんちく事典(角川ソフィア文庫)
著作者:新海均
江戸時代飢饉により米が取れなかった際、米の代わりに鯡を収めていました。それにより財政が救われたことから「魚に非ず米にあり」ということで鯡という漢字になったそうです。このように意外と身近にあって知らないことがたくさん載っている本です!是非読んでみてください
タイムライン
https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 -
引っ張り出しては面白い
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あれもこれも季語なんだな…
不勉強でお恥ずかしい… -
有名な季語とそれを使った俳句,季語の関連知識が1ページずつ紹介される。
二十四節気を使う日本は陰暦を使う(併用)方が人生が豊かになりそうだ。夏至や冬至は太陽暦なのか。 -
言葉を大切にしたいから、事典や辞書は手元に、、、(その割には、と思っていらっしゃる貴方!図星だから返す言葉がありません)
KADKAWA
https://www.kadokawa.co.jp/product/321906000065/