お金の日本史 和同開珎から渋沢栄一まで

著者 :
  • KADOKAWA
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044005610

作品紹介・あらすじ

政治、文化、宗教とともに、歴史をみる視点で欠かせない大きなテーマが「お金(=経済)」。しかし、教科書などでは政治制度や歴史的出来事の延長線として習うことはあっても、それを因果関係や「歴史のif(もしも)」という観点から通史的に読み解くことはない。和同開珎は脱・大中華のメッセージだった。日本は世界最大級の金・銀産出国だった。江戸幕府は「朱子学バカの経済オンチ政権」だった。渋沢栄一の『論語と算盤』は、不可能を可能にする天才的発想から生まれた――井沢史観で歴史のあらたな見方を提示する。

感想・レビュー・書評

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  • 『逆説の日本史』の井沢元彦による、お金の視点から見た日本通史。個人的には中世以前の記述が面白くてタメになった。学者ではないのかもしれないが、彼の記述は歴史像に新しい発見と可能性を示してくれる。その多様性を提示してくれるものこそ、「豊か」なんじゃないだろうか。

  • お金という文化に焦点を当てた日本史。
    古代中国と日本の関係性。平安時代から続く硬貨文化。楽市楽座を果たした織田信長、武士の雇用政策として唐入りを目指した豊臣秀吉、開国主義でありながらも朱子学を取り入れてしまった徳川家康と非常に興味深い。
    ただ、今になってみると中高生時代に習った歴史は勝者の都合の良い歴史だったと実感する。

  • お金の日本史というか、お金から見た日本史と言うべきか。いい本だとは思うけど、『逆説の日本史』を読んでいる身としてはもう少し違った切り口が欲しかった。
    経済学的な内容を期待しては駄目です。

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著者プロフィール

1954年、愛知県生まれ。早稲田大学法学部卒業後、TBSに入社し報道局に勤務。80年、『猿丸幻視行』(講談社)で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念し、歴史推理小説の分野で活躍する一方、日本史と日本人についての評論活動を積極的に展開。歴史についての鋭い考察は「井沢史観」と称される。ベスト&ロングセラーとなっている『逆説の日本史』『逆説の世界史』『日本史真髄』(以上、小学館)、『学校では教えてくれない日本史の授業』(PHP研究所)、『動乱の日本史』(KADOKAWA)など著書多数。

「2021年 『汚れた「平和の祭典」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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