大相撲史入門 (角川ソフィア文庫)

  • KADOKAWA (2020年9月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784044005931

作品紹介・あらすじ

神事相撲から現代までの栄枯盛衰、土俵や番付の起源や変遷、雷電・梅ヶ谷・陣幕ほか名力士たちの事績等、日本の「国技」の全てを明らかにする。江戸時代の番付になぜ「横綱」の記載がないのか。土俵はいつから円形になったのか。横綱土俵入りになぜ雲龍型と不知火型があるのか。行司家元の吉田家等が「創作」した故実や巷間流布した言説も鵜呑みにせず、史実や史跡を丁寧に再検証。著者50年に亘る相撲史研究の粋を集めた入門書。

みんなの感想まとめ

大相撲の歴史や文化を深く掘り下げた一冊であり、著者の生真面目な姿勢が随所に感じられます。俗説を排除し、正確な情報を提供することで、大相撲の多様な魅力を伝えようとする著者の努力は、相撲ファンにとって敬意...

感想・レビュー・書評

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  • 著者は生真面目な方だったんだろう。大相撲の様々なしきたりとか名称の由来などについて、巷にあふれる俗説をできるだけ排除して、正しいものを残したい、記したい、という思いが伝わってくる。
    その姿勢は決してまちがっていないし、ここまで綿密に大相撲の歴史を書物に残したことについては、いち大相撲ファンとして最大限の敬意を表したい。
    でも、こうした俗説があること自体が大相撲の魅力のひとつであるとワタシは信じて疑わない。著者も認めている通り、大相撲には「芸能」という面がある。数字(星取表と番付)だけでは表すことができないものが存在する。
    大相撲と並んでワタシの好物であるプロレスも同様。大相撲とプロレスをスポーツに分類しようとするから、ややこしいことになる。もし大相撲が純粋なスポーツだったら、対戦する者同士が立ち合いを合わせるなんてことはしないで、行司の一声に合わせて立つはずだし、もしプロレスが純粋なスポーツだったら、反則を5カウントまで許すなんてルールはあり得ない。
    そして、大相撲もプロレスも俗説だらけ。それで軽く一晩は語れる。ホントかウソかは実はあまり重要でない。語れることが楽しいのだ。

  • 相撲に関する様々な事柄や由来など、後に遺る資料本として興味深く読みました。
    昔の単語も多く、少し重く感じるかもしれませんが、読み応えはありました。

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著者プロフィール

大正4年(1915)1月19日、東京本所両国南二葉町(現、墨田区亀沢)生まれ。日本大学芸術学部中退。昭和12年博文館入社。『野球界・相撲号』の編集を経て、同17年『東亜新報』の新聞記者として中国河北省石門支社へ赴任。昭和21年に帰国。昭和24年、ベースボールマガジン社へ入社。日本相撲協会機関誌『相撲』の編集に従事、昭和30年から同41年まで相撲博物館へ出向、『日本相撲史』編纂委員を経て、月刊『相撲』の編集長、顧問を歴任した。毎号『相撲』の『質疑応答』欄の懇切丁寧な回答や、連載執筆した『歴代横綱正伝』『近世関脇物語』『古今苦手ばなし』などにより、多くの読者から絶賛され、相撲の普及に貢献した。主な著書に『土俵今昔』(人物往来社)『写真図説相撲の歴史』(共著・講談社)『相撲の歴史』(平凡社)『大相撲ものしり帖』(ベースボールマガジン社)など。昭和63年(1988)11月27日死去。

「2006年 『野見宿禰と大和出雲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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