くさいはうまい (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 40
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044005955

作品紹介・あらすじ

納豆、熟鮓、ホンオ・フェ、キビヤック、シュール・ストレンミング……この世界には、強烈なにおいを放つ食べ物がある。未知なる発酵食品を求めて東奔西走する著者が、失神寸前になりながらも、かぶりつく!
発酵学の第一人者・小泉武夫が「くさいはうまい」をテーマに語るエッセイ集。味・におい・文化の魅力たっぷりの発酵ワールドへ読者を誘う。

第1章では、今注目を集める甘酒など、身近な発酵食品を、科学と歴史の両面から迫る。
第2章「くさいはうまい」は、著者が世界各地で体験してきた、くさいにまつわる強烈なエピソードを紹介。
さらに、ノンフィクション作家・高野秀行氏との「くさい」食べ物対談を新たに収録する。

(目次・抜粋) 
滋養たっぷり物語…甘酒/味噌/パン/キムチ/発酵豆腐/くさや/納豆/チーズ/ヨーグルト
くさいはうまい…臭い肉、臭い酒/臭い鳥/大根と沢庵/山羊と羊/激烈臭発酵食品/臭い魚
高野秀行氏との対談…対談は西アフリカの納豆から始まる/世界一臭い納豆の登場/南米のカエルを飲み干す/強烈なにおいの熟鮓コンテスト/なぜ二人は発酵を追い求めるのか など

感想・レビュー・書評

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  • 発酵させて臭くした食べ物が大好きな著者が、世界中の発酵食品を食べ歩いた体験を基に、その驚きの味や効用を語る科学エッセー。

    世界中の激烈臭発酵食品を紹介したくだりは圧巻。アンモニアがキツ過ぎて「百人中九十八人は失神寸前、二人は死亡寸前となる」韓国の「ホンオ・フェ」、カナディアン・イヌイットが食べる「ウンチ臭くて、それでもって道端に落ちているギンナンを噛み締めているようでもあり、そこにくさやが混じって、さらに鮒鮓を嗅いだようなにおい」の「キビヤック」、開けた途端に高圧の猛烈な臭気ガスが飛び散るスウェーデンの「地獄の缶詰」「シュール・ストレンミング」。読んでいて何だか目眩がしてくる。それでも著者は、これらの食べ物にさえ「宝物のような素晴らしさ」を感じるというから、著者の底知れない発酵食品愛にただただ脱帽。

    そして、日頃からもお世話になっている納豆やキムチ、ヨーグルト、そしてチーズに改めて感謝したくなった。

  • 最近も、中田英寿センセイと、最高級鰹節を削るロケに出ておられるのをTVで拝見しました。発酵食のお話ですが、文章で読むだけで鼻がムズムズする迫力です。

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著者プロフィール

1943年、福島県生まれ。東京農業大学農学部醸造学科卒業。東京農業大学教授を経て、同大学名誉教授。農学博士。専攻は醸造学、発酵学、応用微生物学。国や地方自治体で食に関するアドバイザーを務め、執筆、テレビ出演など多方面に活動する。主な著書は『酒の話』(講談社現代新書)、『日本酒ルネッサンス』『発酵』(中公新書)、『不味い!』(新潮文庫)、『発酵食品礼賛』(文春新書)など。

「2020年 『くさいはうまい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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