方言漢字 (角川ソフィア文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044006051

作品紹介・あらすじ

漢字は日本全国共通と思ったら大間違い! 話し言葉に「方言」があるように、漢字にも「地域漢字」や「地域音訓」が存在する。各地の陸や海でとれる多様な産物、祭祀や地元の言葉でさえも訓読みに変えてきた日本人。個性豊かな漢字には、先人からのメッセージが込められている。中国生まれの漢字は、起伏に富んだ日本列島の地形や風土をどのように表現してきたのか、豊富な事例から解説。著者が撮影した看板などの写真も多数掲載。

感想・レビュー・書評

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  • 日本で一か所しかない地名が東京にある 『方言漢字』 | BOOKウォッチ
    https://books.j-cast.com/2020/11/04013316.html

    漢字は日本全国共通と思ったら大間違い! 笹原宏之『方言漢字』(角川ソフィア文庫)試し読み | カドブン
    https://kadobun.jp/trial/5fcomeqepjk8.html

    方言漢字 笹原 宏之:文庫 | KADOKAWA
    https://www.kadokawa.co.jp/product/322002000137/

  • 「お鮓」が読めれば関西人
    「九卅」が読めれば九州人
    という帯の文句に興味を覚え。

    特定の地方しか使わない漢字や
    読み方があるなんて、おもしろい!
    各地方から著者が足で集めた例や写真も
    たくさん掲載されています。

    昔はね〜、看板とかも手書きだから
    方言漢字も困らなかったみたい。
    デジタル化で変換できないと
    別の似たような漢字に
    取って代わられるそうで…。
    それはちょっと味気ないよね。

  • 811-S
    進路・小論文コーナー

  • 図書館で借りた。
    漢字にも方言がある。日本各地の漢字について記された本。著者が各地に行って記しているテイストは楽しい。著者は早稲田大学の教授のようだが、座学で話を延々と聞かされている印象はない。旅番組のようだ。
    個人的にも、東北出身で九州在住なことから、「ええっ?この漢字でこう読むの?」などといった経験は少なくない。読む前から「九州の原をハルと読むのはあるだろうな…?」と思っていたが、案の定掲載されていた。
    ただ、日常的に使われるものは多くない印象だ。レアな・コアな、限定的な漢字の話題という感じ。

    しかし、こんなにも複雑でたくさんの方言漢字があるのか。。。非常に驚いた。

  • 限られた地域で広く認知された文字について、旅情を交えながらまとめた一冊。
    略字や地名、姓、食べ物など、色々な文字が出てくる。

    小難しい漢字の本というより、著者の体験談として、旅行気分で読むと楽しい。
    前書きで難しいと思った方は、是非北海道の章から読んでもらいたい。

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著者プロフィール

早稲田大学社会科学総合学術院教授
1993年早稲田大学文学研究科博士後期課程単位取得退学、博士(文学)。
専門は日本語学(文字・表記)、社会言語学(文字論)、漢字学。

「2022年 『漢字系文字の世界 字体と造字法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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