お金の日本史 近現代編 (1)

  • KADOKAWA (2021年10月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784044006488

作品紹介・あらすじ

政治、文化、宗教とともに、歴史をみる視点で欠かせない大きなテーマ=経済。しかし、教科書などでは政治制度や歴史的出来事の延長線として習うことはあっても、それを因果関係や「歴史のif(もしも)」という観点から通史的に読み解くことは少ない――。大好評の前作に続き、金解禁、関東大震災、モラトリアム、昭和恐慌、新円切替、スミソニアン体制、ニクソンショックなど、近現代史を彩った「お金の歴史」を独自の史観で読みとく。日本はなぜ経済大国への道を拓くことができたのか。お金の歴史が概観できる、必読講義。


第一章 新貨幣制と金本位制への道
一、商売は「悪」という呪縛
二、不換紙幣からの脱却
三、地租改正と松方デフレの功罪

第二章 日露戦争による飛躍
一、ロシア帝国の脅威と日英同盟
二、アメリカ対日支援への裏切り
三、日本の列強入りと韓国併合

第三章 揺れる大正デモクラシー
一、第一次世界大戦の「特需」と「負の遺産」
二、米騒動・大震災・共産主義
三、現代史の重大事│世界大恐慌

第四章 敗戦からの高度経済成長
一、満州こそ日本の生命線
二、資源なき国の戦中戦後
三、経済大国ニッポンの行方

みんなの感想まとめ

経済の歴史を通じて、日本がどのようにして経済大国への道を歩んできたのかを深く掘り下げた作品です。高橋是清の事績や、幕末から戦後にかけての日本経済の変遷を通じて、特に政府の政策や国民の対応がどのように影...

感想・レビュー・書評

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  • 個人的には高橋是清の事績が記されているところが良かった。通史としてなら前作から読むべきだがこちらの方が一般的なイメージのお金として読みやすいかもしれない。

  • 朱子学の弊害は歴史・文化のみならず経済に及んでいるという井沢さんのスタンスに基づき、更に幕末の列強への金流出、戦時中に行った台湾・韓国・満州・南西諸島への投資、戦後の新円切替による財産没収、ニクソンショック時の東京外国為替市場でのドル流入による大損など、日本経済は「間抜けな政府と尻拭いする国民」の歴史である事が判りやすく勉強になりました。

    消費税増税やこれから実行予定の新札発行も気になりますが、広い視野で政府が経済をリードしていく重要性が理解できました。

  • 前回のお金の日本史同様日本の経済状況の流れも分かる内容であり、参考になりました。逆説昭和史で細かいところまで書いて欲しい。
    金の保有量等昔は世界屈指であったことは大変参考になった。

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著者プロフィール

作家。1954年、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、TBSに入社。報道局在職中の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念。『逆説の日本史』シリーズ(小学館)は、単行本・文庫本・コミック版で累計580万部突破の超ベスト&ロングセラーとなっている。 著書に『紫式部はなぜ主人公を源氏にしたのか』(PHP研究所)、『学校では教えてくれない日本史の授業』『「誤解」の日本史』(ともにPHP文庫)、『歴史・経済・文化の論点がわかる お金の日本史 完全版』(KADOKAWA)、『徳川15代の定説を覆す』(宝島社新書)など多数。

「2026年 『怨霊と鎮魂で読み解く日本芸能史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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