進むべき俳句の道 (角川ソフィア文庫)

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  • KADOKAWA (2021年3月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784044006501

作品紹介・あらすじ

「こんな道もある、あんな道もある」
現代俳句の巨星・虚子が、主宰する「ホトトギス」の俊英俳人の人物と句評を論じた傑作雑詠評。総勢32名の句を読み解きながら、俳句において個性の向かうべき方向を示す。とりわけ他書にないユニークな人物評に虚子の筆が冴え、作品鑑賞の向こうに「作者」を見ることの面白さを伝える。まさに俳句の「読み」における最良の教科書。現代仮名遣いに改めた新版!
解説・岸本尚毅

【目次】
序/緒言/主観的の句/各人評に移るに先だち/渡辺水巴/村上鬼城/飯田蛇笏/長谷川令余子/石島雉子/原月舟/前田普羅/原石鼎/西山泊雲/奈倉梧月/長谷川かな女/佐久間法師/関萍雨/杉本禾人/池田青鏡/山本村家/山本果采/木村子瓢/鈴木桃孫/増永徂春/島田的浦/清原枴童/原田浜人/野村泊月/村上へい|魚/高橋拙童/鈴木禅丈/岩木躑躅/久世車春/池田義朗/平川へき/大橋菊太/結論
解説 俳人のキャラクターと句風の関係の面白さ 岸本尚毅

みんなの感想まとめ

俳句の多様な可能性を探る本書は、現代俳句の巨星が俳人たちの個性と句を深く掘り下げる過程を描いています。特に、正岡子規が提唱した「客観写生」に対する反発や、主観の重要性を訴える姿勢が時代と共に変化してい...

感想・レビュー・書評

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  • 今では、この本は角川ソフィア文庫に収められているが
    私は昭和60年に永田書房より発行されたハードカバーの本をメルカリで手に入れ読んだ

    正岡子規が提唱した主観を廃して「客観写生に徹する」という主張が時代が経つにつれ、それでは物足りなく
    主観を入れるようになってきた経緯などを冷静な目で
    説明している 

    夏井いつきさんが、どこかの本で3〜5音のオリジナリティと言われていたことに通じるなと腑に落ちた

    河東碧梧桐との俳句論争や弟子の水原秋桜子らが虚子のホトトギスから離脱していったことなども伺わせる文章もあった
    当時、いろんな俳句論が渦巻いていたのだろう

    虚子によるホトトギスに投句してきた今では高名な俳人たちの人物論とその句の鑑賞もおもしろかった

    現在の俳句界を憂い、どうあるべきなのかを後進に力強く語っているその熱意が、力強い文体によって何十年も経った現在の私にまでビシビシ伝わってくる

    さすが正岡子規に後を託された虚子大先生である

  • 「客観写生」ではなく、主観を薦めた時代を知っておく必要がある。結局、その時代に合せて、新傾向に反発し、自らの王座を確立する形で理論を替えていっているのか。

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著者プロフィール

明治7年松山生まれ。本名、清。子規、漱石、碧梧桐らと親交を結び、『ホトトギス』発行人となって今日の俳句隆盛の基礎を作る。「客観写生」「花鳥諷詠」など、広く老若男女に俳句を伝え広めると共に、多くの優れた俳句作家を育成した。文化勲章受章。昭和34年没、85歳。

「2021年 『進むべき俳句の道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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