ブラックホール 暗黒の天体をのぞいてみたら (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044006983

作品紹介・あらすじ

猛烈な勢いであらゆるものを吸い込みつづけるブラックホール。

一度のみ込まれたら、光ですらも抜け出すことは決してできないというSFのような天体は、
アインシュタインによって予言され、2015年、重力波の検出で存在が証明されました。

そして2017年、人類は初めてその姿をとらえることに成功しました。
イベント・ホライズン・テレスコープという電波望遠鏡をつなぐ国際プロジェクトが
地球から約5500万光年かなたにあるM87銀河近傍のブラックホールの姿をとらえたのです。

本書は2015年に単行本で刊行された書籍の文庫版ですが、
エポックメイキングとなった2017年の撮影を踏まえ、全面的に加筆修正を行いました。

感想・レビュー・書評

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  • 第1章 ブラックホールってなんだろう?
    ブラックホールに地面は無い
    ブラックホールが黒いわけ
    ブラックホールの黒は「本当の黒」
    事象の地平面は一方通行
    近づいていくと超危険
    特異点の謎
    ブラックホールの作り方
    ブラックホールで時間が止まる
    ブラックホールとタイムマシン

    第2章 アインシュタインは何をしたの?
    天才といわれる理由
    予言された空間の歪み
    空間の歪みと重力の関係
    正しいのはどっち?
    激しくへこむゴム膜
    色のずれと時間の遅れ
    重力波はブラックホールの断末魔
    アインシュタインの間違い

    第3章 ブラックホールは本当にあるの?
    ブラックホールは山ほど見つかっている!
    天才たちが挑んだ未知の天体
    チャンドラセカールの大活躍
    中性子星と白色矮星
    ついにブラックホールが見つかる
    今世紀のブラックホール天文学

    第4章 光り輝くブラックホール?
    ブラックホールを取り巻くガス円盤
    吸い込まれるには摩擦が必要
    ガス円盤が輝く秘密
    ガス円盤はどれほど明るい?
    ブラックホールはいつでも明るいわけではない
    謎の天体クェーサー
    クェーサーの正体
    見えないブラックホールを見る

    第5章 大質量ブラックホールはどうやってできたの?
    大質量ブラックホールは急速に成長する?
    星の明るさの限界は
    太りにくいブラックホール
    エディントン限界を突破して
    ブラックホールの合体と超大質量星の崩壊
    大質量ブラックホールと銀河の美しすぎる関係
    ブラックホールと銀河の進化
    ブラックホール・ジェット
    大質量ブラックホールの謎に挑む

    第6章 宇宙の未来はブラックホールだらけ?
    ブラックホールだらけの宇宙
    ホーキング放射とブラックホールの消滅
    宇宙の死

    おわりに

  •  難しいけど、現代物理学の全体像を見事にコンパクトにまとめている。宇宙を統一的に説明できる統一理論を考えている人にしか書けない本だと思う。

  • すごく平易な表現で解説されており、身近なものを使った例示も豊富ですごく分かりやすかったです。

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著者プロフィール

1973年秋田県生まれ。筑波大学 計算科学研究センター 宇宙物理理論研究室教授。北海道大学工学部応用物理学科卒業、筑波大学大学院物理学研究科修了(博士理学取得)。筑波大学、京都大学、パリ天文台、国立天文台理論研究部天文シミュレーションプロジェクト助教を経て現職。初の著書『ゼロからわかるブラックホール』講談社ブルーバックスで、第28回(平成24年)講談社科学出版賞を受賞。

「2022年 『ブラックホール 暗黒の天体をのぞいてみたら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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