20週俳句入門 (角川ソフィア文庫)

藤田湘子

• KADOKAWA (2022年4月21日発売)

作品紹介・あらすじ

俳句歴45年の著者が、長年の指導の集大成としてたどり着いた「四つの型」というメソッドを軸に、わずか５カ月で「ゼロから出発して、まずまずの俳句を作れるようになるまで」の勉強法を伝授。季語や歳時記、俳句の構造などの初歩から、切字や取り合わせといった表現を「型」の演習を通して習得。ワンランク上の俳句作りを目指す。俳句入門の決定版として多くの俳人から支持され続ける30年来のベストセラー、待望の初文庫化！

感想・レビュー・書評

[tanalogさんの感想 · 2022年6月16日]

作句を我流でやり始めたものの、投句をしてみても落選ばかり。何が問題なのか、と思っていたら、文庫となった本書に会った。

まず、自分のために作りなさい、との教え。なるほど。当時投句していた俳句誌が、2〜3ヶ月先の季節の句を募集していたので、中止。

さらに本書は、秀句を分類して、そのポイントを解説。切れ字と二物衝突は強く印象に残った。というより、知らなかったのか、と笑われそうだが。

俳句に対する見方、歳時記に対する考え方が大きく変わった一冊。

[なかちゅうさんの感想 · 2025年1月25日]

俳句の型と実作を重視し、俳句の基礎知識を学ぶ準備編と、基本の4つの型の特徴やその効果を、異なる年代の男女5人の生徒モデルに毎週課題を与え、生徒モデルの作句を著書が添削する形で読者に型を身に付かせていく実作編の構成で、毎週読者にも課題を与え、20週に渡って楽しく学んでいける入門書。

[ブッくまさんの感想 · 2024年6月1日]

読了

[mikiyukiさんの感想 · 2024年5月14日]

俳句作りの入門書　参考になります。

[女子栄養大学図書館さんの感想 · 2022年6月27日]

女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000057458

著者プロフィール

大正１５年（１９２６）、小田原生まれ。俳句は１６歳のときに水原秋桜子に師事。昭和２４年に「馬酔木」同人、のち編集長。３９年に「鷹」を創刊、主宰。蛇笏賞、俳句研究賞選考委員を務める。評論、エッセイなど著書多数。平成１７年４月１５日没。

「2022年 『実作俳句入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」